学びの特徴
特色ある授業やプログラムの紹介
「音楽学」「音楽療法」「音楽クリエイション」「音楽ビジネス」の4つの科目群を設置
西洋音楽の基礎のうえに4つの科目群を設定。幅広い学びと専門性を深める体系的な学修と柔軟な進路設計に対応する、自由度の高いカリキュラムが特徴です。充実した演習やパフォーマンスに関する科目より音楽の専門知識・技術・創造力・表現力を養い、高度な専門性をもとに、社会で力を発揮する人材を育てます。
TOPICS
2025年度より、 「音楽ビジネス」を新設
パソコンによる音楽制作や、ネット配信、生成AIなど、音楽の制作・発信手法は加速度的に多様化しています。音楽文化専攻では、時代の流れに合わせてカリキュラムを改正。クラシックを主体とした伝統的な学びを保ちつつ、コンピュータ音楽やポピュラー音楽も含めた広範な内容を扱い、音楽ビジネスの現場で活きる知識や技術を育てます。
音楽学
音楽は、制作された国や地域の当時の情勢、時代背景などを色濃く映し出す「社会の鏡」。芸術、文化的側面だけでなく、音楽を世の中の在り方と結びつけて分析・考察することで、多様な社会に対応できる自立した人材を育成します。
PICK UP 科目 | 内 容 |
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音楽社会学 | 海外からも多くの注目を集める日本のポピュラー音楽を、音楽社会学の視点から考察。現在に至るまでの歴史的背景やメディアとの関わり、海外展開の事例などを体系的に理解します。 |
音楽教育史A | 音楽教育の特徴を明治・大正・昭和・平成期以降に分けて検討。興味を持ったテーマを各自調査・分析したうえでプレゼンテーションを行い、自身の音楽教育観を相対的に捉える力を養います。 |
音楽療法
力強い演奏に感動を覚えたり、昔の曲で懐かしい風景を思い出したり。音楽が心に触れる瞬間を誰しもが、一度は経験しているものです。音楽が心や体に働きかける力を生かし、健康や生活を支援する「音楽療法」という学問を、実践的に学ぶ学問領域です。
PICK UP 科目 | 内 容 |
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音楽療法(グループ体験) | 音楽療法の現場で用いられるさまざまなアプロープ方法を学修。ディスカッション、即輿演奏、アンサンプル創作を通じ、集団内の人間関係や集団構造を的確にとらえる技量を養います。 |
音楽療法基礎 Ⅰ・Ⅱ | 音楽療法の理論や臨床法、対象者についての認識を深める授業。授業後半には知的障がい、身体障がい、リハビリテーション、終末期などを想定した、音楽療法の実践的活用方法を学びます。 |
音楽クリエイション
心の中に生まれたメロディを発信するために、和声や対位法、楽譜分析、管弦楽法、音楽プログラミング、映像音楽、デジタル・オーディオ・ツールの操作法などを幅広く学修。作品制作に生かせる力を体系的に身につけ、作曲活動にも取り組みます。
PICK UP 科目 | 内 容 |
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アニメ音楽演習 | 一般的なコンピュータ音楽制作手法に加え、現代のアニメ音楽制作において特に必要とされる知識や基礎技術、専用ソフトによる歌曲制作方法を中心に学修します。 |
音楽プログラミング Ⅰ〜Ⅳ | Ⅰ・Ⅱで音響合成プログラムの作成に挑戦したのち、Ⅲ・Ⅳ で照明や舞台装置、サウンド・インスタレーションに関連するプログラミングを学修。段階的にスキルを深めていきます。 |
音楽ビジネス
多様な音楽に対する理解、音響装置などの操作技術、マネジメントスキルなど、音楽業界で活かせる力を醸成する科目群。企画、プロデュースなどの科目に加え、マーケティングやメディア視点の授業を展開し、音楽ビジネスを俯瞰し、社会全般でも活躍する力を養います。
PICK UP 科目 | 内 容 |
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企画制作プロデュースⅠ・Ⅱ | 1年次の「音楽ピジネス概論」から3年次の「音楽ビジネス演習」への橋渡しを担う科目。企画、マネジメント、プロモーション、舞台製作、音楽配信などについて詳しく学びます。 |
WebマーケティングⅠ・Ⅱ | 「企画制作プロデュース」で得た基本的な学びのうち音楽や動画配信、サブスクリプションなどに焦点を当て、より専門的に学修。音楽ピジネスの現場で必要となる知識を身につけます。 |