日下菜穂子ゼミが、大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」でワークショップを開催

5月24日(土)、大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」(プロデューサー:中島さち子)にて、上田信行名誉教授、社会システム学科の日下菜穂子教授と4年次ゼミ生による多世代共創ワークショップ「Tinkerables」が開催されました。
本ワークショップは、同館内の「いのちのゆらぎ場」を会場とし、高齢者、大学生、小学生に加え、万博に来場した子どもたちや保護者が次々と参加。古布や工作用モーターなど、日常にある素材を用いた “ 動くアート ” 作りを通して笑顔と会話が広がり、ブース全体がひとつの生きたアート空間のような賑わいを見せました。
当日はあいにくの天候でしたが、来場者の参加意欲は高く、子どもたちの興味に学生が寄り添い、それをシニア世代が優しく支えるなど、令和・平成・昭和という異なる時代を生きてきた人々が、手を取り合うようにして作品をつくり上げる光景は感動的でした。まさに、“つくる喜びを全ての人に!〜いのちが躍る、いのちが歌う、いのちがひらく〜”というクラゲ館のコンセプトを象徴するものとなりました。
このプロジェクトを指導した日下菜穂子教授は、「年を重ねることを、喜びと感じられる社会」を掲げる『生きがい創造プロジェクト -ワンダフル・エイジング- 』を主宰しており、世代を超えた交流のあり方を実践・研究してきました。人と人が笑顔でつながり、創造を通じて社会の未来をともに描く。万博という特別な舞台で開催したワークショップは、その価値を多くの人々に伝える機会となりました。
なにより、教育や福祉、心理、地域連携の要素を含む取り組みとして、学生にとっても実践的な学びの場となり、今後の展開にもつながる貴重な機会となりました。



