病態分子制御学研究室

がんや糖尿病などの「シグナル伝達病」治療に向けた新規ターゲットの同定を目指す!!

1)「シグナル伝達病」とは?

がんは細胞の遺伝子の病気ですが、細胞のシグナル分子の遺伝子変異の結果、シグナル伝達異常が生じて発がんやがんの悪性化につながることがあり、「シグナル伝達病」と捉えることもできます。そのような異常シグナルの遮断剤が、現在「がん分子標的治療薬」として多数開発されています。

2)治療標的シグナル経路・分子について

これまで、がん細胞や肥大化脂肪細胞におけるERK-MAPキナーゼ経路PI3キナーゼ/Akt経路という細胞の増殖・生存シグナルの恒常的活性化に注目してきました。今後さらに、様々なシグナル伝達病に関連する経路や分子のシグナル解析を行い、難治性疾患治療のための新しいターゲットを一緒に探しませんか?

 

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