金属蛋白質研究から創薬へ

私たちは以下のような研究に取り組んでいます。

1) 遺伝子発現制御の生命物理化学：細胞核ダイナミクス

転写因子等の「zinc finger」蛋白質は遺伝子発現を制御して生命活動において決定的な役割を果たしています。私たちは、ヒトゲノムに豊富な「zinc finger」蛋白質を探針として、細胞核ダイナミクス等の生命現象を分子レベルで理解すると共に新奇な機能を持つ分子のデザインに取り組んでいます。

2) 機能性人工タンパク質の創製およびその医学・薬学的応用

私たちのグループでは、「物理」、「化学」、「生物」のそれぞれの視点から、生体内で優れた機能を有する人工タンパク質を設計し、それらを用いて生命現象の解明や新たなケミカルバイオロジーツールの開発など、新しい研究分野の開拓に学生達と共に取り組んでいます。