微生物薬品化学研究室

自然免疫での微生物認識応答の解明から創薬へ

1)自然免疫認識応答の研究

免疫系はエンドトキシンの本体であるリポ多糖や様々な菌体特有成分を認識することにより活性化する。自然免疫応答と呼ばれるこのしくみは免疫の初期応答を担っている。活性化を起こすリポ多糖の構造、活性化を誘導するリポ多糖以外の細菌脂質、および活性化分子機構の詳細について研究を進めている。

2)抗菌ペプチドの研究

抗菌ペプチドは自然免疫を担う生体防御物質であり、広く多細胞生物に存在している。これらは抗菌作用のほかに宿主に対しても様々な生理活性を示すことが知られている多機能性ペプチドでもある。抗菌ペプチドを豊富に含有する昆虫などを資源として、有用ペプチドの探索と開発に関する研究を進めている。

 

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