実践栄養学研究室の活動~カンボジアで活躍する管理栄養士による講演会~

講演概要
日 時 :2021年10月20日(水)16時45分~18時15分
開催方法: オンライン(ZOOM)
講 師:甲斐 永里 先生
(管理栄養士 公益財団法人国際開発救援財団(FIDR)所属 カンボジア栄養教育普及プロジェクト専門家)
参加人数:22名
実施内容
①「カンボジアの概要・歴史」について(実践栄養学研究室ゼミ生:日髙、田中)
②甲斐先生ご講演
・「日本のNGOがカンボジアで取り組む栄養事業について」
・「管理栄養士が海外で働くことについて」
③質疑応答など
企画したゼミ生(管理栄養士専攻4年次生)のコメント
私たちは世界の子供たちの栄養の現状に興味がありました。そこで、小切間先生から甲斐先生をご紹介いただき、今回講演をしていただく運びとなりました。参加者の皆様からは、好評をいただき、「カンボジアの子供たちの現状をリアルに知ることができ、栄養政策が急務であることを実感できた」「自分も海外で将来働きたいという思いがより強くなった」などのコメントをいただきました。講演会の開催に当たり、カンボジアの子供たちの栄養状態やカンボジア版食生活指針の作成についての論文を読むなど、情報を集め知識を増やしてきました。講演会では、食生活指針には牛乳・乳製品が含まれているが流通量が少なく摂取量も少ないなどの現状や、専門家としての役割は「現場に合わせるように調整すること」など、現場に合った形で支援を行うことの重要性を学ぶことができました。また、FIDRではカンボジア政府機関や国際機関などと連携した大きな事業をされていますが、甲斐先生は身近な職員の成長や変化、栄養に興味を持ってくれる人が増えることがやりがいとお話しされていて、小さなことに喜びを得ながら仕事に取り組む姿勢が重要と感じました。

実際に使用したチラシの一部

甲斐永里先生