食物科学専攻3年次科目「食品開発プロジェクト」成果発表会を開催

食物栄養科学科食物科学専攻3年次科目である「食品開発プロジェクト」の成果発表会を2025年2月4日(火)、楽真館R401教室で開催しました。
本プロジェクト科目では、学校法人同志社と京都府との連携・協力に関する包括協定、および本学と京都市が締結した「食」を通じた地域活性化と人材育成に関する包括連携協定の一環として、主に京都の食品関連企業5社と連携し、学生たちが食品の生産から加工・流通までを学び、新商品の開発に取り組んできました。今年度が4年目の取り組みとなります。ご協力いただいた企業の方々および京都府・京都市の関係各位、報道機関等をお招きし、各グループの学生たちが取り組んだ商品開発の成果発表を行い、活発な質疑応答や講評をいただきました。
学生たちは、5つのチームに分かれてこの1年間取り組んできた成果である、学生ならではの発想で開発した新商品や、販売促進方法についての実証実験の成果等を報告しました。各チーム、具体的な新商品の開発や新たな販売プロモーション活動で効果を実証した結果の報告など、それぞれのチームがメンバー全員一丸となって取り組んだ成果について、プレゼンテーションを行いました。
今年度取り組んだ各課題は以下の通りです。
≪パートナー企業≫
① 丸大食品株式会社チーム
- 【テーマ】ハム・ソーセージの若年層への販売促進活動
- 既存のハム製品について、販売促進につながるパッケージ案を検討し、SNSによるレシピ動画の配信とその効果の検証を行いました。
② 株式会社ローヤルチーム
- 【テーマ】同女美人バナナ「いろは」と「あおば」の販売促進活動
- 昨年度に開発したバナナ「同女美人いろは」と「同女美人あおば」のブランド化を図ることを目的に販売促進活動に取り組みました。
③ 株式会社デルタチーム
- 【テーマ】ナッツを使用した京都土産の商品開発
- ほうじ茶、山椒等を使用した、3種類のナッツ商品「倖の実」を開発しました。
④ 城陽酒造株式会社チーム
- 【テーマ】梅酒残渣の再利用と青谷梅林の魅力発信に向けて
- 梅酒残渣を使用した梅白あんパンの開発と、本学の学園祭で青谷梅林のPRを行いました。
⑤ 亀屋良長株式会社チーム
- 【テーマ】バレンタイン時期に向けた20代女性向けの和菓子の商品開発
- 「大切な人とおうちで映えバレンタイン」をキャッチコピーに、「映え」と「推し活」に焦点を当てたスライス羊羹の新商品を開発しました。
- Instagram:@dwc_kameyayoshinaga.24
今年度取り組んだ学生達からも「新商品の立案では、市場調査の重要性、ターゲットとコンセプトを明確にし、お客様の視点に立って考案することが必要であると学んだ。」や「1年間の活動を通して、考える、実行する、修正する、といった繰り返しがいかに重要であるかを実感した」など、この科目を経験して良かったという多くの感想が寄せられました。
成果発表会には2年次生も多数参加者し、先輩たちの発表を興味深く聞いていました。


