教員一覧

国際社会システム研究科 教員紹介

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国際協力と国際交流

氏名(漢字) 氏名(カナ) 職名  
大西 秀之 オオニシ ヒデユキ 教授 本研究科の指導では、特に「グローカリズム」という考え方を重視しています。この言葉は一般に聞きなれないものだと思いますが、一言で説明するならばグローバルな問題を、自らの身の回りのローカルな視点から捉える姿勢と表現することができます。このような観点の下、「フェアトレード」、「移民労働者」、「フェイクニュース」など日常生活で興味を持った身近なテーマを切り口として、「環境問題」、「民族対立」、「情報化社会」などのグローバル化が引き起こす現代社会の諸問題を検討しています。本研究科に進学される院生には、「自らの視点」で国内外の社会問題を読み解き「自分の頭」で理解を深めることを、最終的な目的として調査研究に取り組まれることを期待しています。
大倉 真人 オオクラ マヒト 教授 保険およびリスクマネジメントにかかる領域を主たる研究テーマとした上で、これらの領域において生じる諸問題について、(応用)ミクロ経済学やゲーム理論などを用いた経済モデル分析の手法による検討を展開しています。さらに、情報の非対称性の問題や各市場参加者における戦略的行動などについての研究も行っています。
加藤 敦 カトウ アツシ 特任教授 私の現在の研究テーマは、ICT分野における企業の地域社会における意義であり、特に女性社会的企業家に着目しています。少子高齢化の進展とともに女性の社会的企業はますます重要になってきています。本研究科では、経営情報学、起業家教育、中小企業、ベンチャー論の観点から研究指導を行っています。女性ならでの視点から国際社化並びに地域社会に目を向けた研究を歓迎します。修了生が、一般企業や官公庁などで、主体的に活躍できる力を養えるよう、全力でサポートしたいと考えています。
長岡 延孝 ナガオカ ノブタカ 特任教授 国連2030年目標(SDGs)のもとでいかに持続可能な経済社会を実現するか、という問題意識を持ち、理論的かつ実証的な研究教育を行っています。現代の経済は、気候変動、生物多様性、資源などから地球環境に大きな負荷を与えており、中長期的視野ではグリーン成長が求められる。その探索のため、日本やヨーロッパでの取り組みを研究し、有効な政策的枠組みを明らかにすることを目標としています。大学院修了後は、環境問題やCSRに詳しいビジネスパーソンや団体職員等として活躍してほしいと考えています。
氏名(漢字) 氏名(カナ) 職名  
天野 太郎 アマノ タロウ 教授 本研究科では、地域の活性化やまちづくりをテーマに、実践的に研究を行っていきます。主として専門である地理学や観光の視点から、日本各地の地域の課題やコミュニティのあり方について、現場を重視して研究を行います。私自身は近年では北海道の富良野や、東北被災地の諸課題、あるいは京都の中心市街地の問題や活性化の可能性などに関心を持っていますが、新しいオリジナルの視点から、何度も地域に足を運ぶことを通して、その地域の人々の顔が浮かび上がるような研究を期待しています。教員や公務員、民間企業などで地域と連携した人材育成を行いたいと考えています。
倉持 史朗 クラモチ フミトキ 教授 社会福祉の歴史と思想と、子どもの人権と福祉支援というテーマで研究しています。前者の領域が大学院教育で学び研究できる学校は西日本でも数校程度です。具体的には少年保護や監獄の中で生活する赤ちゃん(携帯乳児)などの処遇に関する歴史やキリスト教福祉の実践史などの研究をしています。後者では子どもの人権の発展を踏まえた非行・犯罪児への自立支援の研究、行政とともに子育て支援計画などの政策立案も行っています。
日下 菜穂子 クサカ ナホコ 教授 長寿時代の生涯にわたる人の発達をテーマに、高齢期の発達研究および発達を促す環境の条件を明らかにする研究を行っています。特に地域における高齢者の健康維持増進の心理臨床の実践活動について、産・学・公の有機的な連携の方法についての検討、ならびに生涯発達における個人的要因と環境的要因の関連性の検討をアクションリサーチの方法に基づき展開しています。
大津 正和 オオツ マサカズ 教授

本研究科では、観光を通じた交流促進や地域の活性化をテーマに、実践的に研究指導を行っていきます。主として専門であるマーケティングと観光の視点から、観光関連企業や地域の戦略について、現場を重視して研究指導を行います。私自身は現代社会の観光における文化体験の領域として食文化に関心を持っていますが、新しいオリジナルの視点から、フィールドワークやサーベイを通して、明確なエビデンスに立脚した研究を期待しています。民間企業や自治体との共同研究も行いたいと考えています。

朱 捷 シュ ショウ 特任教授 目下の研究テーマは、漢字文化的思考です。漢字文化圏の人々の思考様式にみられる諸特徴が漢字・漢語の構造とどんな関係があるのか、その一端を解明し、漢字文化的思考の今日的な意味を探ろうとしています。本研究科では、比較文化研究を指導しており、日本と中国に限らず、さまざまな比較文化研究のテーマに意欲のある院生を歓迎します。異文化理解に専門知識を持ち、グローバル化社会を生きる知恵を身につけた修了生が、社会のいろんな分野でリーダーシップを発揮するよう期待しています。

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現代社会とこども

氏名(漢字) 氏名(カナ) 職名  
塘 利枝子 トモ リエコ 教授 文化間移動をする子どもの問題について、マクロとミクロの視点から研究を進めています。マクロの視点では、欧州と東アジア7か国の小学校教科書に描かれた葛藤解決方略について比較研究しています。ミクロの視点では、文化間移動をする子どものアイデンティティや言語、そして彼らの発達障害の問題を発達的な観点から研究を行っています。学位論文(博士)は『子どもの異文化受容-異文化共生を育むための態度形成―』(ナカニシヤ出版)。文化と生涯発達に関心のある大学院生を期待しています。大学院終了後は、文化間移動をする子どもの教育や、外国にルーツを持つ人々の支援を志してほしいと考えています。
加賀 裕郎 カガ ヒロオ 特任教授 現代の教育思想と倫理思想を研究のテーマにしています。とくに20世紀を代表するアメリカの教育学者・哲学者であるジョン・デューイの研究、現代の教育理論の研究、プラグマティズム研究に、研究上の中心があります。近年は文化的自然主義、経験主義、民主的教育をキーワードとして研究を進めており、各々の研究成果は、ここ数年間の間に出版したか、出版を計画しています。本研究科では現代の学習理論・学力論、ケアの教育学、民主的教育、ジョン・デューイ研究を扱っています。
松崎 正治 マツザキ マサハル 特任教授 主に以下のような三つの領域の研究をしています。
① 国語教育の歴史研究:現在の国語教育の在り方を導いた西尾実を中心とした明治期以降の国語教育史を研究しています。
② 国語科の授業研究:国語科の授業を小学校を中心に臨床的に研究しています。
③  教師の力量形成研究:教師は、初任期を経て中堅期、熟達期へと成長していきます。どのような実践知をどんな過程を経て身につけていくのかを研究しています。
一緒に研究していきましょう。

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国際社会システム専攻