「社会リサーチ入門」最終発表会 ~Z世代が社会を変える!新たな食品サービスの提案~

2022/03/04

日時:2021年1月21日(金)
「社会リサーチ入門」 担当:張瑋容、金子雄太

 

社会システム学科の1年次必修科目「社会リサーチ入門」では、毎年様々な企業と連携し、世の中の課題を解決する、という実践的な学習を行っています。

2021年度は、三菱食品株式会社の協力のもと、「Z世代をターゲットとして、コロナが収束して2、3年後の日常において利用したいと思う食品関連のサービス」をテーマとした課題解決型の演習授業を実施しました。

1月21日(金)に知徳館C281、282教室で三菱食品株式会社マーケティング本部の担当者の方に、プレゼンテーション形式で最終発表会を行いました。コロナが収束した未来社会でニーズのある事業アイデアを考えるという初めての試みでしたが、緻密な実用志向のものからユニークな発想重視の提案まで幅広くバラエティに富んだ発表内容がみられました。単に事業プランを発表するだけでなく、寸劇や動画、模造紙を使った大胆な表現まで、創造性を重視した提案が数多くあり、半年間のグループワークの成果を実務家の前で披露しました。創造性を重視する一方で、利益やコストの計算といった経済的な視点が必要となることから、本授業を通じて、多くの学生が普段何気なく利用しているサービスの仕組みの理解促進につながりました。担当者の方からは「どれも甲乙つけがたく、我々も勉強させていただいた」とコメントがあり、一方で「タイトル(サービス名)の説明を冒頭にしてもらえると、よりわかりやすい」といったフィードバックもありました。

学生からは、「自分たちでサービスを考えてみて初めてその難しさを知ることができたと同時に、新しいアイデアを形にするという楽しさに気づくことができました。今後の将来設計に生かせるようさらに勉強に励みたいと思います」といった声や、「コメントを頂いた時に、企業の人はこんな部分に着目しているのか!と驚きました」「1年生のうちから企業の方と関われるのはとても貴重な体験でした」など、実務家の的確なフィードバックから大いに学び、刺激を受けた様子でした。

社会との接点から学ぶべきテーマを発掘し、仲間との協調の中でその学びを深めていくことは、多様性社会の中で生活していく今後を見据えて、とても大切な基礎になると考えます。

社会システム学科では、本授業のみならず、実際に企業や自治体、様々な機関と連携し、大学での学びと実社会をつなげていく取り組みを展開しています。

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