戦後80年、平和を祈る広島フィールドワークを実施

日時:2025年9月22日(月)~23日(火)
授業:応用演習Ⅱ
担当:社会システム学科 山下 智子 教授
参加学生:12名
2025年は戦後80年の節目です。社会システム学科・山下ゼミでは今年度も、広島で平和について考え、その実現を祈るフィールドワークを実施しました。
初日は広島平和記念公園を訪れ、まず被爆体験伝承者の豊嶋起久子さんから、6歳で被爆された岸田弘子さんについての証言を伺い、さらに岸田さんご本人とお会いする貴重な機会をいただきました。
被爆体験の伝承講和を聞き、一同、はじめは言葉もありませんでした。しかし「平和とは皆が安心して暮らせること、一人一人が輝いていること、幸せを感じ笑顔になること、思いやりを持つこと」とのお言葉を体現するような岸田さん、豊嶋さんとの交流を通して、心が自然とほぐされて笑顔になり、かけがえのない出会いに心から感謝して記念撮影をしました。
その後、平和記念資料館の展示を見学しました。それぞれが展示物の説明まで丁寧に読み、原爆の悲惨さを改めて学びました。さらに慰霊碑では共に平和への祈りを捧げ、原爆ドームではこれが「戒めの世界遺産」であることを深く受け止めました。
岸田さんの「広島で見聞きし感じたことを、声にして伝えてください」との言葉に励まされ、私たちらしく平和な歩みを実現したいと思いを強くしました。
2日目はあいにくの雨でしたが、宮島を訪れ、山や海と一体となった美しい厳島神社を見学し、その歴史について学びました。同じ世界遺産とはいえ、原爆ドームとの特色の違いを比較することで、双方への理解をより深めることができました。


