現代社会学部公開講座 第32期 〜京町家で学ぶ歴史と文化〜 第6回『緑茶発祥の地・京都・宇治田原町のまちづくり』

2021/11/09

天野 太郎(同志社女子大学・現代社会学部社会システム学科)
中川 和佳(同志社女子大学・学生)
上中 愛奈(同志社女子大学・大学院生)

 

今回の町家講座は、京都府南部に位置する宇治田原町を対象としたまちづくりプログラムの実践事例として、 SNS観光で京都府内でも近年特に注目をされているこの地域の地域活性化がどのように行われているのか、その実態を紹介するとともに、学生主体でのまちづくりプログラムの実践事例について報告を行ないました。

天野太郎・同志社女子大学教授による本プログラムの意義や、地域連携型学習のフレームワークについて報告が行なわれた後、中川和佳(同志社女子大学・現代社会学部社会システム学科4年生)による食文化を活用した地域活性化プログラムの実践報告と可能性、さらに上中愛奈(同志社女子大学・大学院国際社会システム研究科・院生)によるInstagram観光を実際に実践し、フォトコンテストを通した観光交流の事例について報告が行われました。

学生主体でのまちづくりプログラムはさまざまなかたちで各地で実践されていますが、京都の中でも大学キャンパスのある京田辺市にほど近い宇治田原町にどのような地域資源が存在するのか、その活用方法とはどのように進められていくべきなのか、地域住民との交流や若い学生との交流のなかから紡ぎ出される連携の形について講演が行われました。今回もリモートを主体としつつ、参加希望者には人数制限を行なった上で実際に対面型で講演に参加いただくハイブリッド型での開催となりましたが、対面、リモート両方からの質疑も加わって若い学生の地域連携に対しての主体的な姿勢と高い関心が窺われる講演となりました。

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