和菓子体験と平安時代院政 ―鎌倉・秀吉の拠点となった舞台を歩くー
日程:2025年11月26日(水)
科目:京都・大阪・奈良フィールドワーク
担当:天野 太郎 教授
今回のフィールドワークでは、東山七条周辺の地域を対象として実施しました。この地域は、平安時代末期に後白河法皇によって造営された法住寺殿をはじめとした院政の舞台としてだけではなく、その後の鎌倉政権の拠点、さらには豊臣時代の方広寺造営のように、中近世の京都を考えていく上で重要な舞台となった地域です。
こうした地域を実地で考えていく上で、歴史的町並みの保存・修景の現状と課題について、現地調査・見学を通して理解するとともに、中心寺院である方広寺・蓮華王院・新熊野神社を拝観することを通して、京都の古代・中世においてこの地域の果たしてきた役割と意義にについて理解を深めました。さらに、京都の重要な産業の一つである京菓子体験をおこなうことで、歴史的遺産の実地学習だけではなく、現在における観光産業のあり方についても体験を行いました。


