まぜて・まなぶーまちづくりのむかし・いま・未来 これからのまちづくりと観光のあり方について歴史的な変遷の調査とともに 交流会を開催(北海道富良野地域)

2025/10/06

日程:2025年9月14日(日)
科目:プロジェクト演習Ⅰ
担当:天野 太郎 教授
 

社会システム学科では、2005年から21年間にわたって北海道・富良野地域において観光を軸とした先進的なまちづくりや、地域連携を通した社会のあり方を学ぶ授業を持続的に実施してきました。本年のプロジェクト演習Ⅰ(富良野)では、9月8日〜15日の7泊8日の日程で北海道富良野地域を訪問し、現地のさまざまな観光産業、自然環境、過疎や高齢化、中心市街地の衰退といった地域課題について現地学習を行いました。

さまざまな視点からの調査研究の中で、100年前の地図と現在の中心市街地の変遷を一つのテーマとして、都市機能の変遷とその背景にある要因を調査するため、期間内に数回にわたりフィールドワークを実施しました。また富良野市博物館、行政への聞き取り、諸資料の検討を踏まえた上で、地図化を行い、地域住民の方々から過去のまちのあり方、現在との対比、またさまざまな課題について語り合う交流会を実施しました。

富良野市で活動する地域活性化に向けた市民団体「みらい・まちづくりラボ」を中心とした方々にご参集いただき、学生が作成した地図をベースにしながら、昔話もまじえた過去の市街地のあり方について語り合いました。観光で注目される富良野ですが、市街地の空洞化や高齢化に伴う諸課題、また行政の方針やこれからのまちづくりの方向性について、多岐にわたる観点から活発な議論を行うことができました。そうした議論を踏まえた上で、富良野市博物館紀要への報告書の投稿・公開の形で地域へも還元すべく、秋学期に向けても探究を進めていく予定です。

251002_social_report_furano_meeting1.jpg
251002_social_report_furano_meeting2.jpg
251002_social_report_furano_meeting3.jpg