北海道富良野市議会を訪問、地域課題について現地学習(北海道富良野地域におけるプロジェクト演習)

日程:2025年9月10日(水)
科目:プロジェクト演習Ⅰ
担当:天野 太郎 教授
社会システム学科では、2005年から21年間にわたって北海道・富良野地域において観光を軸とした先進的なまちづくりや、地域連携を通した社会のあり方を学ぶ授業を持続的に実施してきました。本年のプロジェクト演習Ⅰ(富良野)では、9月8日〜15日の7泊8日の日程で北海道富良野地域を訪問し、現地のさまざまな観光産業、自然環境、過疎や高齢化、中心市街地の衰退といった地域課題について現地学習を行いました。富良野地域は、「北の国から」に代表される聖地巡礼・フィルムツーリズムの先進的な地域としても知られ、またラベンダー観光の代表的な地域として、北海道の自然環境を活かした観光でも知られています。また同時に、自然環境と共生したまちづくりの歴史や、日本におけるNPO第1号の地でもあり、地域住民がまちづくりに主体的に関わってきた取り組みにも注目できる場所です。
そうした富良野地域における行政の取り組みについて,富良野市の渋谷正文市議会議長を訪問しました。富良野地域への入植の歴史、その市街地形成プロセスの特徴や課題について、幅広い行政・歴史・まちづくりの観点からお話を伺いました。そのポイントも踏まえた上で、調査・研究成果の一端を発信、地域住民の方々とのワークショップの準備に向けて、市内中心部のフィールドワークを実施するとともに、富良野市博物館においても澤田館長のお話や資料調査を通して、学生の視点から重層的な地域活性化の取り組みについて学びを進めました。

