平和を祈る広島フィールドワークを実施

2025/03/13

日時:2025年2月24日(月)〜25日(火)
授業:応用演習Ⅱ
担当:社会システム学科 山下智子教授
参加学生:5名
 

2025年は戦後80年の節目です。また昨年は被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞しました。そうしたことを踏まえ、社会システム学科・山下ゼミでは厳島神社と原爆ドームという二つの対照的な世界遺産を巡り、平和について考え、その実現を祈るフィールドワークを実施しました。

初日は宮島を訪れ、山や海と一体となった美しい寝殿造りの厳島神社をはじめとする建物群を鑑賞、その歴史について学びました。併せて、観光の人々で賑わう参道を散策、揚げもみじ(饅頭)や、牡蠣などの地域性豊かな食文化について学ぶことができました。

二日目は広島平和記念公園を訪れ、平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑をはじめとする数々のモニュメント、原爆ドームを訪れました。資料館では朝から国内外の多くの人が訪れ混雑していましたが、みな原爆の悲惨さを改めて学び言葉もありませんでした。慰霊碑では「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」との碑文を深く受け止め、共に祈りを捧げました。原爆ドームでは、前日と同じ世界遺産ではありますが、こちらは「人類の教訓」としての戒めの遺産であることをしっかりと分かち合い、私たちなりに被爆者の経験とメッセージを引き継ぎ、平和を実現する歩みを成していきたいとの思いを新たにしました。

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