「現代社会学部開設20周年記念イベント」を実施

【日時】2024年1月31日(水)15:00~
【場所】京田辺キャンパス新島記念講堂
2000年に社会システム学科が、2004年に現代こども学科が開設され、それぞれ20周年を迎えました。これを記念して、「現代社会学部開設20周年記念イベント」を新島記念講堂で実施しました。
当日は開会祈祷から始まり、現代社会学部長の挨拶ののち、小﨑学長による学長挨拶をいただきました。また第一部の記念式典として、「学部20年のこれまでと社会システム学科のあゆみ」や、「現代こども学科のあゆみ」のお話がありました。現代社会学部を退職された先生方や、かつて現代社会学部事務室を担当していた職員の方も多くご臨席をくださいました。
第2部として、「卒業生インタビュー動画上映」を行いました。2023年度は「現代社会学部開設20周年記念プロジェクト」として、社会システム学科、現代こども学科の1年次生全員が、社会システム学科科目「社会リサーチ入門」、現代こども学科科目「基礎演習」「こども学演習」での取り組みとして、卒業生インタビューおよび動画作成を行ないました(全52作品)。本イベントではその中の3点の上映会および、撮影およびインタビューにご協力いただいた卒業生の方と、実際にインタビューおよび撮影、編集を行った学生の代表者も交えて、インタビューや動画制作にあたってのそれぞれの思いなども踏まえた作品紹介を行いました。また動画作成に際して、撮影、編集指導をしてくださいました嘱託講師の前田剛志先生にも講評をいただきました。
これは、現代社会学部の前身であった短期大学部(2000年募集停止)の学生が卒業生にインタビューを行った様子を1冊の本(「春立つきょうの風」)にまとめたことに因んだものです。今回インタビューにご協力いただいた卒業生のうち、本イベントにもご登壇いただきました1名は、この「春立つきょうの風」の作成者でもありました。
コンパクトにまとめられた3本のインタビュー動画は、卒業生の今を雄弁に伝える貴重な記録となっています。今の1年次生が入学してすぐの授業内でこうした動画作成を進めることは、Z世代の学生たちにとっても簡単なことではありませんでした。。卒業生との打合せやインタビューの日時設定、当日の質問内容の検討、動画編集といった役割分担とその実施経験は、学生たちのこれからの大学生活にとって大きな財産になったのではないかと思います。
インタビュー動画は、卒業生が多様な分野に進出していること、学生時代の経験が今に生かされていること、自らの人生を明確な言葉で後輩に伝えられており、現役学生にとって将来の有益なモデル像を提供しているに違いありません。また、参加した1年次生からは、今回の動画を見て「この大学に誇りを持つ」「先輩に励まされた」「今後のビジョンが持てた」など前向きなコメントが多く見られました。今回の卒業生へのインタビューの経験から学んだことを今後の大学生活の中で生かせるよう、仲間とともに切磋琢磨しながら、残りの3年間で今後の進路について自分自身で考え、未来を切り開いてくれることを期待しています。
本イベントには、卒業生インタビュー動画作成に関わった現代社会学部1年次生約360名や、現代社会学部卒業生3名、現代社会学部退職教員、また学長をはじめ教職員の方々にもご参加いただきました。お忙しい中、本イベントにご参加、ご協力くださいました皆様にあらためて感謝申し上げます。
なお、学生が作成した動画は4月ごろ公開予定です。

