「まちづくり」をしたキリスト者たちへの理解を深める倉敷フィールドワークを実施

2024/02/26

日時:2024年2月1日(木)~2月2日(金)
授業:「卒業研究Ⅱ」
担当:山下智子 教授

「卒業研究Ⅱ」の学びの一環として、山下智子ゼミの学生10名が倉敷でフィールドワークを行いました。本学科のライフデザインコースに属する山下ゼミは、「宗教的観点から考える現代社会・ライフデザイン」をテーマに研究活動を行っています。今回はキリスト教精神がどのように個人の生涯や思想、さらには「まちづくり」「地域共同体の形成」に生かされたについて理解を深めることを目指しました。

一日目はまず同志社ともかかわりの深い「日本キリスト教団倉敷教会」を訪れ、中井大介牧師より教会の歴史と、創立の中心にいた林源十郎や大原孫三郎らキリスト者たちについてレクチャーを受けました。その後、「亀遊亭(旧倉敷教会新川仮会堂)」「語らい座大原本邸」「倉敷民藝館」などを訪れました。二日目は「アイビースクエア」「倉紡記念館」「林源十郎商店記念室」などを訪れました。

今回のフィールドワークでは、倉敷紡績(株)社長であった大原孫三郎が、林源十郎や石井十次などと協力して展開した、経済、福祉、医療、教育、文化などの幅広い取り組みについて町のいたるところで確認し、学ぶことができました。

また最後に訪れた「林源十郎商店記念室」では、林源十郎が「明治13年 京都の同志社に入学 キリスト教精神を学ぶ」と記された展示を一同で確認し、新島襄の目指したキリスト教による「心の教育」の重要性についてもさらに理解を深め、2年間にわたったゼミのまとめにふさわしい、恵み豊かなフィールドワークとなりました。

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