大阪・上町台地の歴史的な景観変遷と都市型防災のあり方を学習

2024/02/19

日時:2024年2月5日(月)
授業:京都・大阪・奈良フィールドワーク
担当:天野太郎 教授

大阪の中心部に位置する上町台地は、古代の仁徳天皇の時代から政治・経済の拠点として機能し、難波宮をはじめとした日本の都としての歴史を有してきました。そうした上町台地の歴史的変遷と現代の都市景観について、大阪歴史博物館、並びに難波宮宮趾の現地学習をおこなうとともに、あべのハルカスから上町台地の景観、かつての城下町域とそこから拡がる「大大阪」の拡大の歴史について学ぶことができました。

さらに、令和6年能登半島地震で自然災害や防災に関しての意識の高まりもあることから、阿倍野防災センターにおいて都市防災についての体験型学習を行いました。初期消火の方法の実地訓練や、南海トラフ大地震の際の津波の予測状況について実感するとともに、震度7の揺れの体験施設でその具体的な揺れについて学ぶことができました。能登地震の際にどの様な揺れであったのか、また私たちがそうした災害から自分たち、そして身の回りの人たちの尊い生命をいかに守り抜くことができるのか、改めて考える機会を得ることとなりました。

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