京都・伏見地域の成立と展開に関するフィールドワーク

2022/10/17

日時:2022年10月12日(水)
授業:京都・大阪・奈良フィールドワーク
担当:天野太郎

京都南部の伏見地域は、伏見街道・竹田街道・鳥羽街道などの街道と、淀川水運とを結ぶ古代から京を支えてきた交通の要衝にあたります。こうした地域の特性を活かして伏見城やそれに伴う港湾、さらには酒造業が発展してきました。そうした水運と結びついて発達してきた伏見について、酒造業の成り立ちと今日の成り立ちを考えるために月桂冠大倉記念館を訪問しました。

酒造の仕組みから樽の構造まで解説を伺いながら、なぜ伏見が全国有数の日本酒生産地になりえたのかを学習しました。また、その背景となる伏流水について、御香宮神社に足を運び、立地についても学ぶことができました。

さらにそうした製造品を大坂や江戸に運搬するために重要であった港についても理解を深めるために、船宿の寺田屋に見られる港湾史跡の見学や、十石船の乗船を通して港湾の歴史を学ぶ機会となりました。

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