南都の秋と歴史を訪ねるフィールドワーク

2021/12/03

日時:2021年12月1日(水)
「京都・大阪・奈良フィールドワーク」担当:天野太郎

今回のフィールドワークは、京田辺キャンパスから南に目を向けて奈良を対象に実施しました。

奈良市の中心部・興福寺周辺は、藤原一族ゆかりの寺院として古代〜中世に大きな勢力を誇った興福寺をはじめとして、元興寺界隈のならまち地区や、東大寺など日本古代の文化を考えていく上でも非常に重要な地域です。そうした仏教文化を軸として、京都と対比をしつつ奈良文化を学び、歩くことを目的としました。

興福寺国宝館にて奈良時代の仏像の特徴について学習したのち、ならまち地区へ。京町家との相違点や、建築時期による違いなどを確認しながら、今日的な観光面での活用について見学を行いました。

また、東大寺大仏殿の見学ののち、東部の丘陵部を歩きつつ手向八幡宮へと歩みを進めます。手向山は菅原道真により紅葉の名所として讃えられていましたが、まさに紅葉の中での八幡信仰のあり方を学びつつ、東大寺二月堂からの奈良市街地の眺望を楽しみました。二月堂のお水取りは、私たちの京田辺キャンパスに程近い観音寺と深いつながりがあります。そうした京田辺とのつながりも感じた奈良の秋でした。

211203_social_report1.jpg
211203_social_report2.jpg
211203_social_report3.jpg