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「ふみだすチカラ」 表象文化学部開設10周年を迎えて

表象文化学部長 丸山敬介

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2009年、学芸学部から英語英文学科と日本語日本文学科が分離・移転する形で、今出川キャンパスに表象文化学部が開設されました。当時あまりなじみのなかった名称を冠したのは、「文」学の枠にとらわれずに、人々の「こころのかたち」の表現を教育・研究の対象にする意欲を表したかったからでした。これは、リベラルアーツを標榜しシェイクスピアプロダクションの長い伝統を持つ、学芸学部時代からの理念を生かしたものでもあります。以来、表象文化並びに京都研究科目群の設置などを起点として、映画や舞台芸術・絵巻・絵本、さらにはポップカルチャー・編集・創作、翻訳といった領域にまで対象を広げてまいりました。古今東西の多様な表象文化の世界へと誘う本学部での学びは、学生たちの長い人生に「ふみだすチカラ」を与え続けていくものと期待しています。

そして、平成から令和に年号が変わった今年、設立10年目を迎えました。表象文化学部ではこれを記念してさまざまなイベントを催します。企画・実行を担うのは両学科の学生並びに教職員。すなわち、学部が一丸となって、同女の今を、披露しようというものです。といっても、誰がどの舞台に立つかどこの客席に座るかはイベント次第、ご本人次第。作り手として観客として、このオール表象のイベントへの積極的なご参加をお待ちしております。

私たちは、一連のイベントを新たな扉を開く一つのきっかけにしたいと考えています。「ふみだすチカラ」とは明日を生きる糧に他なりません。けれども、明日をどのような一日とするか、また自らを突き動かす糧とは何かは、極めて個人的な問題です。すなわち、さまざまな媒体と形で表された「こころのかたち」を読み解き、そこから自分だけの方向性と確かさを見出して「ふみだすチカラ」に付与するということです。私たちに与えられた次の課題は、一人ひとりの学生のその営みを、授業内外の活動を通してもう一段深いレベルで支援する道筋を探ることだと考えています。
そういう視点に立って、この1年を見つめていきたいと思います。

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      表象文化フェスティバル―ふみだすチカラ―

 

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【期間】:2019年10月~12月 (一部期間外の催しもあります)

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【内容】:10月2日(水) キックオフイベント&トークショー

     11月4日(月) 講演会                             

     12月(期日未定)クロージングイベント

 

【キーワード】: 表象文化 歴史 女性 コミュニケーション 発信 エンパワメント

【対象】:在学生・卒業生・一般(著作権の関係上、内容によっては在学生限定とします)

【場所】:同志社女子大学今出川キャンパス

【主催】:同志社女子大学表象文化学部

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2019年 表象文化学部設立10周年記念事業