学びの特徴

特色あるプログラムやゼミの紹介

学びの奥行き よそおい領域
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よそおい領域

衣服を一から知り、つくり、自分自身を表現する。

被服学研究室

藤本ゼミ : 思考と表現の幅を広げる服飾造形

藤本ゼミでは、被服デザインの考え方を理解するために、洋服を作る前段階の、素材作りから取り組み始めます。真っ白な布に、ミシンのステッチをかけたり、フェルトを埋め込んで表情を変えてテキスタイルをデザインしたり、繊維製品を扱う企業のギャラリー見学も実施。ものづくりを一から体感することで、思考と表現の幅を広げていきます。衣服の製作には根気が必要ですが、その分達成感も大きいもの。自分でデザイン・製作した服を愛用している学生も多く、自分自身を表現する手段のひとつとして、楽しみながら服飾造形を学ぶことができます。卒業論文のテーマは、宝塚歌劇団の衣裳分析や、映画の主人公の洋服考案など、毎年とても個性的。衣服の基礎知識を身につけて自分なりに衣生活を見つめ、課題を見つける。そして解決策を提案することで、この先の人生を豊かにする美的感性が磨かれます。

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学びの奥行き すまい領域
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すまい領域

くらしの色や光を見つめ、心の動きを考える。

住生活学研究室

奥田ゼミ:視覚情報の分析と心理評価

カラフルなクッションや木目の美しい家具、華やかなメイク、光沢の美しい器など、私たちのくらしにはさまざまな色や素材があり、それを照らす光が存在しています。このような目から入ってくる情報が、人の心にどんな影響を与えるのか。それを明らかにする「視環境評価」が奥田ゼミの専門分野です。学生たちは“くらし”と“視覚情報”をキーワードに、自由に研究テーマを展開。照明や内装材の変化が空間に与える影響を、自らつくった住宅模型で実験したり、口紅の色が肌の色の見え方をどのように変えるのか、アンケート調査を行ったり。学生たちは研究テーマに合った手法を奥田先生と一緒に見出しながら、研究に取り組みます。数値化することが難しい“印象”を追求するからこそ、研究が難航することも。しかし、正解のない問題に立ち向かうことで、学生たちの中に、物事を深く見つめ自分なりの答えを導き出す力が徐々に育まれていきます。

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学びの奥行き つながり領域
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つながり領域

より良い生活をめざして、地域空間を提案する。

都市空間研究室

麻生ゼミ : 地域空間の分析と都市計画の提案

文献調査やフィールドワーク、地元の方々や行政へのヒアリングから地域を多角的に理解し、将来のまちのあり方を考える都市空間研究室。さまざまな利害関係者が関わる都市計画を専門とする麻生ゼミが大切にしているのは、空間的な分析から課題を明らかにすることと、自分自身の言葉とビジュアル表現で提案をすることです。土地や建物の使われ方や景観を調査・分析し、デザインソフトを使って地域に対するアイデアを地図やスケッチで表現するなど、"共感を呼ぶ提案"にチャレンジ。より良い生活の実現をめざして、学生たちは情報収集・空間分析・課題を解決するアイデア創出の力を養っていきます。また、生活文化の掘り起こしや景観形成、くらしと観光の共存に取り組む地域団体の活動や、新たな公共空間を考えるワークショップに参加するなど、京都のまちづくりに関わる機会もあります。

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多彩な実習・演習を通して未来のくらしを支える実践力を育む。

被服造形実習、テキスタイルデザイン実習、インテリアデザイン実習、生活プロダクト演習など、多彩な実習・演習科目が開講されています。座学と実学を組み合わせることで、アイデアを形にする力を磨き、未来のくらしを支える実践力を育成します。

すまい

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住居とそれを取り囲む空間を対象に、快適な住まいに関するさまざまな問題に取り組みます。

PICK UP 科目 内 容
すまいの計画学 家族生活の器であるすまいがどのように発展・変容してきたのかを知り、国内外の住宅や建築家による名作住宅から、すまいの多様性、風土性、空間力を学ぶことで、住宅や生活空間を計画する力を養います。
景観デザイン論 「風景」や「景観」といった概念が生まれた歴史や、農村や都市における景観特性の読み取り方、景観デザインの手法について学びます。また、グループワークや課題を通して景観の美しさとは何かを探ります。

TOPICS

2024年度入学生より、所定の科目を必要単位数修得して卒業することで、二級建築士・木造建築士の受験資格が得られるようになりました。

※ 二級建築士とは、戸建て住宅などの比較的小規模な建築物を設計・工事監理を行うことができる国家資格です。※ 木造建築士とは、より小規模な木造建築物についてのみ、設計・工事監理を行うことができる国家資格です。

よそおい

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衣服をはじめ、人の外観や身なりを対象に、魅力的な装いに関する問題の真相を明らかにします。

PICK UP 科目 内 容
服飾デザイン論 服飾デザインに関する基本的な知識を学び、イラストや画像を用いてデザインをより客観的にとらえる分析力や思考力、感性を養います。
衣環境学

人体の生理機能は個人や年齢によって異なります。衣服と暑熱/寒冷環境、衣服圧や運動機能性、布の肌触りや皮膚障害などについて学び、身体に快適な衣環境への理解を深めます。

Practice

つながり

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家族や地域など、人と人が共にくらし、共に生きるためのつながりを対象に、さまざまな問題の解決策を探求します。

PICK UP 科目 内 容
地域計画学演習 具体的な地域をフィールドに、ヒアリングやまち歩きを通して地域の魅力を学生の視点で捉え、持続的なコミュニティや地域空間のあり方を探ります。
ユニバーサルデザイン演習 絵を立体的に仕上げることができる触図筆ペンを使ったステンドグラス風アート製作等の演習に取り組み、視覚障がいのある人も楽しめる作品づくりを通して、すべての人に優しい表現の大切さを学びます。

生活共通

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すまい・よそおい・つながり領域を横断する学びを深め、くらし全般に関わる諸問題を多様な視点で追求します。

PICK UP 科目 内 容
くらしの色彩学 インテリア、衣服、食器、文房具など、色彩は日常生活に欠かせないものです。色が見える仕組みを理解し、色彩に関する知識を身につけることで、くらしを豊かにするためのスキルについて学びます。
生活プロダクトデザイン論 プロダクトデザインは、口紅から機関車までと言われるように、様々な「モノ」にまつわる分野です。本演習ではテーマに基づき、素材が持つ可能性を探求し、自身の発想を生かした作品制作を行います。

教育方針

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