表象文化学部開設10周年記念「表象文化フェスティバル-ふみだすチカラ」 山崎エマ氏トークイベント

2019/12/12

12月4日(水)、今出川キャンパス楽真館R401にて、「表象文化フェスティバル-ふみだすチカラ」トークイベントを開催しました。キムラ緑子氏周防正行氏に続き、本フェスティバル3本目のトークイベントである今回は、ゲストとしてドキュメンタリー映画監督の山崎エマ氏をお招きしました。

トークMCは本学部在学生3名および教員が務めました。そのトークは、日本の高校球児にフォーカスしたドキュメンタリー映画『KOSHIEN:JAPAN’S FIELD OF DREAMS』と、世界中で愛されている絵本『おさるのジョージ』原作者夫妻の知られざる波瀾万丈の人生をアニメーションを交えて再現したドキュメンタリー映画『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険』の制作秘話の紹介で和やかに始まりました。そして、映画製作の現場のお話、ドキュメンタリーを撮ることの意義や、それを始めたきっかけ、その難しさ等についても触れていただきました。

西宮育ちで、高校卒業後19歳の時に一歩踏み出してニューヨークに渡り、映画製作の勉強を始めた山崎氏。トークでは、自らの経験を踏まえて、学生のみなさんに次のような熱いメッセージをいただきました。

ゴールまでの確実な道が見えているほうが安心だからといって、先が見えず不安な時にスタートしないことは、その先の選択肢を狭めることになる。
一歩ずつ、ひとつずつ、前に進み続けることが大切。その時には、
 あらゆる困難を乗り越えながら、
 あらゆる人たちのアドバイスを受けながら、
 共同で作業をするだれかを信頼して任せながら、
 人生の先輩の意見に耳を傾けながら、行動すること。

良いものを作り、良い作品を世の中に届けるためには、人間的な良さも必要だと断言。そのためにはこれからも「プレッシャーはあるけれども、人間としての自分磨きをし続ける。」という氏の決意で締めくくられました。

在学生・卒業生・教職員・一般の方を含む約40名の方に参加いただき、盛会のうちに終了しました。

「表象文化フェスティバル-ふみだすチカラ」は、12月17日(火)のクロージングイベントで締めくくります。

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