神戸市内にてフィールドワークを実施(新谷龍太朗ゼミ)

【日時】2025年7月19日(土)
【場所】こべっこランド、こどもの視展(神戸阪急)
【授業】応用研究Ⅰ
【担当】新谷龍太朗 准教授
新谷ゼミ2期生(3年次10名)は、こども理解を目的に、「こべっこランド」と「こどもの視展」を訪れました。
「こべっこランド」は、神戸市立の児童センターで様々な体験型の講座やイベントを実施していて、発達がゆっくりなこどもの支援を通して、こどもが遊び・学び、心身ともに健やかに育つためのサポートを行う施設です。隣には神戸市こども家庭センターがあり、家族で遊びに出かけた際に、こどもの相談ができるようになっています。
とても暑い日でしたが、こどもは室外で鬼ごっこをしたり、スプリンクラーの水を浴びて遊び、それを日陰で保護者が見守っていました。室内は大きな階段の横にボルダリングが設置されていたり、自由に使える音楽室があったりと、様々な遊びをしたいと思える環境でした。当日は、昆虫のイベントが行われていて、カメやクワガタとも触れ合いました。2階に発達相談室があったり、3階では発達障がいセミナーが開かれていたりと、こどもが楽しみながら、家族はこどもの相談や支援を受けられる場所となっていました。神戸市は「共働き子育てしやすい街ランキング2024」で全国1位を獲得しましたが、この施設を訪れると、その結果が充分に納得できました。
「こどもの視展」は、こどもの当事者視点を体験してこどもを理解するイベントです。こどもの頭の重さや、2歳児がご飯を食べるときになぜ飲み物をこぼすのか、生まれたばかりのこどもはどれだけ周りが見えるのか、泣くことしかできないこどもの気持ちを考えたり、小学生になってランドセルの重さを体験したりと、こどものことをよりよく知ることができました。立っている大人から怒られる体験では、大人がとても大きくて怖い存在で、しかも自分がなぜ怒られているかわからない不安を感じることができ、こどもとの関わりを考え直す機会となりました。



