2025年度インターンシップⅡ(国内こども事情)実地実習に参加

2025/07/21

【日時】2025年7月6日(日)
【実習先】認定特定非営利活動法人 こどもの里(大阪市西成区)
【担当教員】竹井 史 特任教授、真宮 美奈子 教授、岩坂 泰子 教授

 

7月6日(日)に認定特定非営利活動法人こどもの里で実地実習を行いました。

こどもの里は、建物の1階と2階がこどもたちの活動場、3階が今は受け入れを休止している個室に囲まれた談話室があります。

こどもの里設立の経緯や現在の活動、またこどもたちを取り巻く家庭環境を含む社会状況の変遷などについて、動画を交えながら、施設長である荘保共子さんからレクチャーを受けました。レクチャーを受けて、学生たちは質問したり、感想を述べたりしました。その後、活動スペースで、こどもたちの活動にまじって交流活動を楽しみました。
当日は、寄付などで集まってきた衣類や雑貨などのバザーも行っており、学生たちは各自、関心のある活動に参加していました。

活動終了後は、現地で一日の振り返りを行いました。
こどもの里は、こどもたちにとっては遊びと学びと生活の場です。ここに集まってくるこどもは、家庭事情が複雑で色々な心的、物的困難を抱えています。中でも近年話題となった経験格差を埋めるべく、支援の基金を使って、こどもたちに様々な旅行やキャンプなどを通して体験してもらう企画を実行されているとのことでした。学生たちにとって、「自立」とは、誰にも頼らずに経済的に自活すること、というイメージがありましたが、それでは貧困の負の連鎖から抜け出られない現実の一端を知り、「他人に迷惑をかけていいねんよ」「あなた自身が居場所になったらいいねん」という施設長の言葉に、新しい視点をいただくことができました。

250716_childhood_report_internship1.JPG
250716_childhood_report_internship2.jpg
250716_childhood_report_internship3.JPG