日時：2023年7月22日(土)・23日（日）
会場：同志社女子大学今出川キャンパスジェームズ館J207・Zoom

本講座は、英語・英文学に関連する諸テーマの講座を、本学卒業生への学びの場の提供と、本学科の知を広く社会に還元し地域社会の活性化に資することを目的に、例年この時期に開催しています。

今年度は、2日間で次のとおり3つの講座を開催しました。

講座①　‟Reproductive and sexual rights vs. family norms and pronatalism in contemporary Japan?”　Isabel FASSBENDE（本学学芸学部国際教養学科助教・有期）

英語講義。1990年代以来、低出生率と急速な高齢化によって人口減少の危機に直面している日本における、家族、妊娠・出産、性をめぐる様々な考え方に触れました。

講座②　「買い物と女性たち―近代イギリスにおける社会改善の取り組み―」浮網佳苗（本学科助教・有期）

消費社会の源流のひとつである近代イギリスの社会の特徴、イギリスにおける生活協同組合の組織、協同組合運動の消費文化における女性組合員の役割や活動等についてわかりやすくお話しいただきました。

講座③　「『ハリー・ポッター』から読み解くイギリス」坂田薫子氏（日本女子大学文学部英文学科教授）

現代イギリス社会が抱える人種、階級等の諸問題や、『ハリーポッター』シリーズの作品中にそれらを作者がどのように描いているかについて、非魔法族、魔法生物の表象等からわかりやすく解説していただきました。

講座には、英語英文学科在学生・卒業生・教職員をはじめ、一般からも多くの皆様に参加いただきました（講座①対面約16名・オンライン22名、講座②対面約18名、オンライン28名、講座③対面27名、オンライン40名）。