第50回同志社女子大学英語英文学夏期公開講座

2021/07/30

7月24日(土)と25日(日)の2日間、同志社女子大学英語英文学会との共催で、同志社女子大学英語英文学夏期公開講座を、対面(講座①R401・講座②③J207)とオンライン配信(Zoom)を組み合わせたハイフレックス形式で開催しました。本講座は、今回で50回目を迎えました。

2日間で開催した3つの講座は次のとおりです。

講座①「外国語教育が大きく変わります」直山木綿子氏(本学科卒業生・文部科学省初等中等教育局視学官)
講座②「コロナ禍で読むエドガー・アラン・ポーの文学」福島祥一郎・本学科助教(有期)
講座③「国際語としての英語の学び方:オックスフォード大学での1年間の研究をもとに」若本夏美・本学科教授

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により昨年度は開催を中止し1年延期となりました。今年度もいまだコロナ禍が続く状況下で、大きなトラブルなく本公開講座を開催できたことに対し、関わったすべての方々に感謝いたします。

講座には、英語英文学科在学生・卒業生・教職員をはじめ、教育関係者など一般からも多くの皆様に参加いただきました(講座①対面約40名・オンライン約70名、講座②対面約30名、オンライン約60名、講座③対面約30名、オンライン約80名)。また、オンライン同時配信により、海外(アフリカ)や北海道など遠方に在住でも参加していただけるというメリットもありました。

いずれの講座も貴重で示唆に富んだ内容で、参加者からは、次のような感想が寄せられました。

 

  • 授業の中での言語活動の在り方の見直しができ、早速授業に活かしていきます。
  • 現在私は高校で英語を教えていますが、1時間目から仕掛けていくとか、教師が初めに教え込むのではなく、何をやりたいのかを生徒が自発的に自覚するよう意識させることの大切さなど、自分ができていない事を気付かせていただきました。「次の試験までにここまで進めないと」ということにとらわれていましたが、もっと真の言語活動を取り入れていこうと思います。
  • 社会人になって、学生の頃と比較すると英語に触れる時間がかなり減ってしまっているので、講座を受講して「また、頑張ろう。」という前向きな気持ちになりました。
  • ストラテジーについて本当にたくさんのことを学ばせていただきました。 また忘れてきた学習に関する基礎の部分を思い出すこともでき、初心に戻りながら、現在の実践内容にプラスしたいことを足していくことができたと思っています。
  • 新型コロナウイルスとポーの小説を絡めた発表で、現代の社会問題についても考えられたため非常に興味深かったです。また、発表の仕方が面白く飽きずに聴けたため、自身の発表でも参考にしたい点が多くありました。
  • 同じく19世紀を生きた文学者を研究しているため、とても勉強になりました。特に、近視眼的なものの見方や、心理的な病という自分自身が直視できないような何かに対する人間の反応という点において、私が研究する文学にも通ずるものがあるなと感じましたし、コロナ禍を生きる私たちにも当てはまることだと思いました。
  • 大変実りの多い講座でした。今後の自身の教員生活に活かさせて頂きます。
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