2023年度公開講演会「そおろとピーターラビットの世界へ」を開催

2023/11/27

日時:2023年11月22日(水)

場所:今出川キャンパス純正館S013教室

 

英語英文学科公開講演会を開催しました。
講師には、大東文化大学英米文学科教授の河野芳英氏をお招きし、「そおろとピーターラビットの世界へ」と題してご講演いただきました。

講演では、100年以上にわたり人々に愛され、読み継がれている『ピーターラビットのおはなし』の誕生や作者の人柄、物語の魅力など、映像を交えながら具体的にお話しいただきました。特に、病床にあった元家庭教師の息子にポターが送った絵手紙がピーターラビットの物語の原型であったこと、最初の出版は私家版であったことなどのお話は大変興味深く、また、日本とのつながりや晩年注力した自然保護活動についても丁寧かつユーモアたっぷりに解説していただきました。意志が強く、かつ優しく聡明な女性であったビアトリクス・ポターを深く知るきっかけにもなり、聴いているわたしたちの心が豊かになるお話でした。

 

一般の方含め、120名が参加しました。参加者からは、次のような感想が寄せられました。

  • ピーターラビットについてこんなに深く知ったのは今回が初めてで、非常に興味深かったです。
  • 私の家にピーターラビットの食器があってよく使っているのでまたお話にあったような背景を楽しみながら物語を読んでみたいと思いました。
  • キャラクターとしては見たことがあったけれど、物語であるというのをまず知らなかったし、子どもたちへの愛に溢れた素敵な方が描かれた素敵なお話なんだということが知れて私まで嬉しい気持ちになりました。
  • ピーターラビットは絵本でしか読んだことがなく愛らしいうさぎのお話だと言うことは知っていたが、まさか日本語訳でさえ明治39年の時点で公表されているほど古いものだとは思わなかったです。全国でピーターラビットに関する展示が開催されている中で河野先生のような専門的な話を聞ける機会に参加できてよかったです。先週に二年坂のピーターラビットを専門的に扱うショップに行きました!より興味を持って聞くことができました。
  • 何気なく身近でよく目にしていたピーターラビットでしたが、今回の講演を聞いて作品が作られるまでの秘話や工夫、豆知識など様々なことを知ることができてとても楽しかったです。講演会で得た知識を頭に入れながらもう一度作品を読んでみたいと思います。
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