2021年度英語英文学科秋学期公開講演会

2021/12/02

12月1日(水)、英語英文学科秋学期公開講演会を対面+オンライン(Zoom)のハイブリッド型で開催しました。講師には、株式会社サンリオ 物販事業本部カード企画部の安友伸吾氏をお招きし、「グリーティングカード 言葉をかたちに残すということ」と題してご講演いただきました。

講演は、ベルギー生まれで10代の大半をアメリカ合衆国で過ごし、大学では建築を学んだ安友氏がどのようなきっかけでグリーティングカードに出会い、その世界に生きることになったかというお話から始まりました。その後、国内外のカード市場や、日本式グリーティングカードの遂げてきた進化についてわかりやすく紹介いただいたほか、後半には、氏が肌で感じてこられたグリーティングカードの「奥深さ」や本質・「ことばを残す」ことについて温かいことばを交えながら語っていただきました。特に、幸せのループのお話や「以心伝心-心をもって心に伝える(思いは心に留めず言葉にすることで伝わる)」というメッセージは、学生らの心に強く響いたようです。

 

英語英文学科生・教職員約50名が参加しました。貴重で示唆に富んだご講演で、参加した在学生からは、次のような感想が寄せられました。

・心が温まる素敵な講演会でした。私も手書きで手紙を書いていた子供の頃を思い出して、離れている家族に手紙を送りたいなと思います。

・最近、友人に誕生日プレゼントを送った際、友人が喜んでくれたことに私自身がとても喜びを感じました。これも幸せのループなのかなと思います。手書きは苦手ですが、一言メッセージが書かれているグリーティングカードから送ってみたいと思います。

・1000枚のカードが売れたら、1000人の人が大切な人に想いを伝えたことになる、というお話に感動しました。

・SNSが普及しデジタル化は進んでも、思いは直筆の方が重みがあり、伝わりやすいと感じました。

・先ほど帰宅してすぐ、本日頂いたカードを使って小学一年生の娘と一緒に、田舎のおじいちゃんおばあちゃんに手紙を書きました。「ありがとう」の言葉は、普段思っていても口に出して伝えるのはどこか気恥ずかしく、なかなか言えていないことが普段から気になっていたのですが、講演を拝聴し、やはり思っているだけでは伝わらない、伝えられるときに伝えないと自分が後悔するなと感じました。 また、おじいちゃんおばあちゃんのことを考えながら、どんな言葉を伝えようか娘と相談している時間もとても楽しかったです。 このような機会を与えてくださり、ありがとうございました。

・カードを送ることも、その前にカードを選ぶこと自体が好きです。 今日の講師の方のお話しを聞いて、カードで気持ちを伝える事は今後も折にふれ大事にしたいと思います。送る側の気持ちも、受け取る側の気持ちもかけがえのないものだと改めて感じました。

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