創立150周年記念特別事業講演会『慢性疾患とともに挑戦する人生から学ぶ看護』を開催しました

2026/06/12

本学看護学部では、同志社女子大学創立150周年記念特別事業として、2026年5月27日、新島記念講堂において講演会「慢性疾患とともに挑戦する人生から学ぶ看護」を開催しました。学生・大学院生、卒業生、教職員、医療関係者、地域のみなさまなど約350名が参加し、慢性疾患とともに生きる人々への理解を深めるとともに、これからの看護のあり方について考える貴重な機会となりました。

開会にあたり、眞鍋えみ子学部長より、本学の看護教育の歴史と創立150周年記念事業の意義について紹介がありました。同志社女子大学の創設者・新島襄は、1886(明治19)年に同志社病院・京都看病婦学校を開設し、日本の近代看護教育の発展に大きく貢献しました。本学看護学部は、その志を受け継ぎ、人間性と思いやりを備えた看護職の育成に取り組んでいます。また、創立150周年記念特別事業として、かつて同志社病院・京都看病婦学校があった京都御所西の地に案内銘板を設置したことが紹介され、本学看護学部の原点となる看護教育の歴史に触れていただきたいとのメッセージを述べました。

記念講演では、元阪神タイガースの岩田稔氏を講師にお迎えし、「やらなしゃーない!逆境に負けない!~岩田流セルフマネジメント~」をテーマにご講演いただきました。ご自身が1型糖尿病と向き合いながらプロ野球選手として活躍された経験をもとに、「あきらめずに挑戦し続けることの大切さ」や「支えてくれる人の存在の大きさ」についてお話しいただきました。病気とともに生きながら夢を実現してきた歩みや、現在取り組まれている患者支援活動について語られ、その力強いメッセージは多くの参加者の心に深く響きました。

講演後の質疑応答では、「看護師に求める関わり方」や「血糖コントロールのための食事で心掛けていること」など、多くの質問が寄せられ、岩田氏は一つひとつに丁寧に回答してくださいました。また、講演終了後には記念撮影やサインにも快く応じていただき、参加者との温かな交流の時間となりました。

講演会終了後に実施したアンケートには295名から回答がありました。講演全体の満足度については、「非常に満足」が80.3%、「満足」が18.3%であり、98.6%の参加者が満足と回答しました。また、「講演内容は理解しやすかったか」については98.0%、「今後の学びや実践に役立つ内容だったか」については98.6%が肯定的に回答しており、多くの参加者にとって学びの深い機会となったことがうかがえました。

自由記述では、「『やらなしゃーない』という言葉を胸に自分も頑張ろうと思った」「病気があっても挑戦し続ける姿に勇気をもらった」「支えてくれる人の存在の大切さを改めて感じた」「看護学生として患者さんに寄り添うことの大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。岩田氏の経験に基づく力強いメッセージは、参加者一人ひとりが自身の学びや将来の実践を見つめ直す契機となりました。

創立150周年という節目に開催された本講演会は、看護学部が掲げる「いのちと向き合う揺るぎない信念と良心」という理念を改めて確認するとともに、慢性疾患とともに生きる人々への理解を深め、看護職として果たすべき役割について考える機会となりました。この節目を新たな出発点として、看護学部はこれからも建学の精神を受け継ぎながら、人々の健康と生活を支える看護職の育成に取り組み、さらなる成長と挑戦を続けてまいります。

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