【9月30日(土)】中瀬古和 没後50周年レクチャーコンサート
- 【日時】2023年9月30日(土) 15:00開演(14:30開場)
- 【会場】京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ
- (〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町1番地の26)
- 【入場料】全席自由 入場無料(要 整理券)
- ※未就学児のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
「捧げまつる感謝の歌を」
―神と共に生きた作曲家 中瀬古和―
中瀬古和 (1908-73)は20世紀前半日本を代表する作曲家です。1926年に同志社女学校普通部を卒業した後、17歳で単身渡米し、ワシントン大学、イーストマン音楽学校大学院で音楽の教育を受けました。1932-33年にはベルリン国立高等音楽院でパウル・ヒンデミットに作曲を師事し、帰国後は、作曲家として本格的にデビューすると共に、同志社女子大学で教鞭をとり、教育にも力を注ぎました。これまでヒンデミットを中心とする現代音楽を日本に紹介したことや、教育者としての功績が知られてきましたが、近年の研究によって、新しい教会音楽のありかたを模索していたことが明らかになってきました。本公演では、主に作曲家としての取り組みに焦点を当てます。第1部では彼女の生涯をふりかえります。第2部では1950、60年代の音楽の動向を踏まえつつ、中瀬古和が選んだ道は何だったのか、作品を通して伝えたかったメッセージは何だったのかを探究することを目的としています。
どうぞご期待ください。
演奏曲
第1部
プレトーク「中瀬古和の生涯」
- ピアノ曲Prelude / Suite II
- 声楽曲しかの渓川をしたひ喘ぐがごとく
- 合唱曲すべての国よ 神よたたえよ―詩篇117―
- 主シオンのとらわれびとを かえしたまいしとき―詩篇126―
- 神よ捧げまつる感謝の歌を―詩篇65―
第2部
プレトーク「器楽作品の聴きどころ」「1950、60年代の音楽の動向」
- 室内楽曲String Quartet II / String Sextet I
- ヴァイオリン曲Movements for Violin Solo
出演者
ソプラノ松下悦子
ピアノ河江優
ヴァイオリン山本裕樹 山本真彩 小松みのり
ヴィオラ柳生厚彦
チェロ雨田一孝
コントラバス西口由子
合唱指揮貞方千惠子
合唱Rara cara Tempo 和の音
プレトーク椎名亮輔 中村滋延 筒井はる香(ナビゲーター)
ご来場のお客様へのお願い
※入場時検温にご協力ください。検温の結果37.5度以上の発熱が確認された場合は入場をお断りする場合がございます。
※ご来場の際は必ずマスクをご持参の上、客席内でも常時着用をお願いいたします。万が一マスク未着用の場合は入場をお断りする場合がございます。
主催:中瀬古和没後50周年レクチャーコンサート実行委員会
後援:日本音楽学会、同志社女子大学音楽学科
協力:エラート音楽事務所、コーラス・カンパニー
助成:同志社女子大学研究助成金(共同研究)