【日時】
　2023年11月1日(水)　15時30分開演

【会場】
　本学京田辺キャンパス　頌啓館ホール

【講師】
　シルヴァン・旭西・ギニャール（筑前琵琶奏者）

講師のシルヴァン・旭西・ギニャール氏は、元本学音楽学科教授です。
スイスの大学に在学中、日本の伝統芸能や音楽に出合い、「歌舞伎や能を研究する人は多いが、琵琶は日本人でもあまり知らない」と言われたことが琵琶の研究をするきっかけとなりました。
本学科の椎名亮輔教授と交流があり、今回の公開講座が実現しました。
また、ギニャール氏の師弟関係である松本旭彩さんにもお越しいただき、筑前琵琶の演奏を披露していただきました。
ギニャール氏編曲の「小組曲」、橘旭宗作曲の「熊谷と敦盛」「那須与一」「壇ノ浦」の繊細かつ力強い演奏と語りに周囲の空気が引き締まり、聴衆を魅了しました。
加えて、楽器の特徴や記譜法・曲の構造を説明していただいたことで、より琵琶曲への理解が深まりました。

質疑応答の時間には、外国から見た日本の文化や西洋音楽と日本の音楽の違いについて独自の目線でお話していただき、約50名の来場者の皆さまにとって、多角的な視野を広げる有意義な時間となりました。