学芸学部ジョイントプログラム ミニカンファレンス「地球を守るあらわし方 FROM NOW ON 03」を開催

「学芸学部ジョイントプログラム」では、学芸学部3学科(音楽学科・メディア創造学科・国際教養学科)の学生が、毎年異なるテーマで課題に取り組んでいます。2022年度からは、メディア創造学科の髙木毬子教授の指導のもと、人類の大きな課題とされている環境問題と1つ軸となるテーマを繋ぎ合わせ、関心と知識を養うイベントとなっています。
『環境×食』(2022)と『環境×ジェンダー』(2023)に続き、3年目となる2024年度は『環境×コミュニケーション 』をテーマに企画しました。地球温暖化は1970年代前半から長年問題になっていますが、まだ解決には程遠いのが現状です。その原因は地球温暖化について、一般市民に始まり、政治家、企業がこの課題を自分ごととして捉えてこなかったことにあるかと思います。その原因は、メディアによる報道、コミュニケーション方法にもあるでしょう。私たちが直面している環境問題とそのコミュニケーション方法について、さまざまな「あらわし方」を通して、参加者と共に考えることを目ざしました。
オープニングイベントでは、頌啓館ホールにて音楽学科の松下悦子教授によるソプラノ独唱『Imagine』『夢みたものは』を聴き、アクションを起こす勇気をもらいました。

ラーニング・コモンズでは、若者の政治参画や若者が直面する社会問題について関西で活動している、NO YOUTH NO JAPANの学生リーダーである大谷理化さんと木村真奈実さんから、「未来をつくるのはわたしたち~U30と考える政治、環境、社会のこれから~」と題して、学生がどういったアクションができるか様々なアイデアを共有するワークショップを行いました。
次に、ベルリンのアーティスト・デザイナーであるジュリ・グデフスさんをお招きし、グラフィックデザイナーとしてのコミュニケーション対策についての講演会と「Icon spell」ワークショップを通して、アートと環境問題について考えました。
最後に、C431スタジオでは、ダンサーであるカナールミラン波志海さんと長谷川陽菜さんにより本イベント用に創作されたダンスパフォーマンスとして環境をテーマに取り上げた「Waste holic-ふつうの生活をしていただけ」を鑑賞し、ゴミ問題について考えました。
その他、環境にまつわるゲーム「みんなのゴミ」やヴィ―ガンのお菓子の試食やスタンプラリーも同時に開催し、盛会のうちに終了しました。
イベントの企画から運営まで学生が主体となり、他学科の学生と交流を深めながら様々なプログラムを実行したことで、達成感を得ることができました。
