学芸学部ジョイントプログラム ミニカンファレンス「地球を守るequality FROM NOW ON」を開催

2024/02/08

2023年12月17日(日)、本学京田辺キャンパスにて、学部科目「学芸学部ジョイントプログラム」の受講生約20名によるミニカンファレンス「地球を守るequality FROM NOW ON」を開催しました。

「学芸学部ジョイントプログラム」とは、学芸学部3学科(音楽学科・メディア創造学科・国際教養学科)の横断型科目で、毎年度異なるテーマで課題に取り組んでいます。

今年度は、『環境×ジェンダー』をテーマに様々なイベントを行いました。日本のジェンダーギャップ指数は、2022年は146か国中116位であったが、2023年は125位とさらにランクダウンしています。環境問題は、ジェンダー差別と密接に繋がっており、差別を乗り越えなければ環境問題も解決できないと断言している専門家もいます。日々深刻化している環境問題、ジェンダー問題について学ぶことにより、地球の未来のために私たちができることを考えるきっかけとなりました。

 

オープニングイベントでは、頌啓館ホールにて音楽学科松下悦子教授によるソプラノ独唱で『Imagine』『翼(詩 武満徹)』を聞き、歌詞に込められたメッセージを共有しました。

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ラーニング・コモンズでは、ジェンダー平等や環境問題に関して国際的に活躍している2人のトークゲストをお招きし、「Connecting the dots between gender equality, ecological sustainability, and socio-economic well-being(Nandita Bajaj氏)」、「Science Fiction and Design Fiction to Learn About Gender and Sustainability(Luisa Mok氏)」と題して、それぞれ英語(通訳あり)でご講演いただきました。

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音楽実習室では、環境音楽家でピアニストでもある小松正史氏による、廃材楽器と樹木を使ったワークショップと「リ・イマジネーション・サウンドスケープ~音風景を再創造する~」と題して、ご講演いただきました。

講演会・ワークショップのほか、環境問題にまつわる絵本の展示やゲーム「みんなのゴミ」「シンキングかるた」の開催、ヴィ―ガンのお菓子や缶バッチの配付を行いました。また、LCギャラリーでは、Luisa Mok氏とメディア創造学科の髙木毱子教授ゼミ2年次生のコラボレーションによる展示なども行い、盛会のうちにミニカンファレンスを終えることができました。

受講生たちは、イベントの企画から開催まで学生が主体となり、他学科の学生と交流を深めながら様々なプログラムを実行したことで達成感を得ることができました。

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