2025年度春学期留学生によるセメスター語学留学報告会を開催
2025年度春学期に留学した4名の学生(アメリカ1名、カナダ1名、オーストラリア2名)による留学報告会を実施しました。
セメスター語学留学の期間中は、英語研修を通して、英語学習に取り組むことはもちろんですが、留学先国の社会や文化などに関する研究テーマを各自で設定して現地で調査することや、自律的な英語学習者となるための英語学習計画の作成とその実行が求められます。成果報告会では、現地調査の結果や留学の学習成果などをレジュメやパワーポイントを使って全員が英語で発表しました。
各自が設定した研究テーマに関して、調査結果から自分なりの見解を導き出し、発表を通して自分の言葉で伝えることができていたことが印象的でした。語学力の向上を主な目的としたプログラムとはいえ、上記のような研究テーマに関する調査活動、異文化交流、アクティビティやサービスラーニング(就業体験)など、日本では決してできない貴重な体験を通して、語学面以外にも学びや成長があったようです。中には「完璧な文法で話すことを意識しすぎてコミュニケーションをとることを躊躇するより、自分の考えを伝えようとする姿勢、また相手を理解しようとする姿勢が大事だということに気づき、英語でコミュニケーションをとることにためらいがなくなった」といったように、留学に対する理想と現実のギャップを経験する中で現実と向き合い、自らを客観的にみられるようになったり、柔軟性を身につけたりして帰ってきた学生もいました。
計画通りに進んだこと、進まなかったことも含め、このような留学を通して得た様々な収穫は、留学生ひとり一人にとって大きな財産になるはずです。
報告会参加者数は10名(教職員含む)でした。新年度4月には今年度秋学期留学生の報告会を実施します。

