2022年度日本語指導実習を実施

2023/04/10

期間 2023年3月8日(水)~3月17日(金)

本学提携校である台湾の2大学にて、2022年度日本語指導実習プログラムを実施し、合計9名の学生(日本語日本文学科6名、英語英文学科2名、社会システム学科1名)が参加しました。
本プログラムは、各大学にて日本語を学んでいる大学生を対象に教壇実習を行うものです。事前準備として台湾研究、教案・教材作成、模擬授業をこなし、その集大成として現地大学にて教壇実習を行いました。
4年ぶりのプログラム実施となり、教案作成に加え、渡台前のワクチン接種証明書の取得などビフォーコロナにはなかった様々な手続きが増えたことで、実習生たちのプレッシャーも大きかったようです。だからこそ、それらを乗り越え、実習をやり切った彼女達が得た学びと達成感は、何ものにも代え難いものとなりました。

◇静宜大学(Providence University)での教育実習(5名)

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静宜大学は台湾台中市に位置する大学で、合わせて約500名の学生が日本語を学んでいます。教壇実習の他、静宜大学で行われている日本語学科の授業を見学し、現役で日本語を教えている先生方から少しでも知識を吸収しようと奮闘しました。
授業外では、週末に台中市周辺を現地学生と散策する機会もあり、台湾の文化についても理解を深めることができました。

◇国立政治大学(National Chengchi University)での教育実習(4名)

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国立政治大学は台湾台北市に位置する大学で、主専攻と副専攻合わせて約300名の学生が日本語を学んでいます。実習では、国立政治大学で行われている日本語の授業に本学学生が出席し、会話練習のパートナーになったり、教壇実習として実際に本学学生が授業の一部を行ったりするなどしました。
授業外では、現地の学生と互いの日常生活についても情報交換をする機会もあり、相互交流を深めました。
実習に参加した学生の中には、早くも日本での再会を約束している学生もおり、今後も大学間だけでなく学生同士の親交も深まっていくことを願っています。

今回本プログラムに参加した学生は、主に表象文化学部に所属し日本語教育などについて学んでいる学生達ですが、座学とは異なり生の日本語教育現場での経験を通し、大きく成長できる機会となりました。
また、実習生の体験記を掲載しております。当事者である実習生からの詳しい報告をご覧ください。