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わたしのおすすめの授業

 

みなさんこんにちは。

生活科学部人間生活学科2年次生のなほこです。

今年もいよいよ最後の月を迎えましたね。

今回、私は「おすすめの授業」についてご紹介したいと思います。

私のおすすめの授業は「くらしのための技術と工芸」です。

この授業では、京都の伝統的な工芸や空間の継承に取り組んでいらっしゃる講師の先生方をお招きして、京町家や庭園などについて勉強しています。

フィールドワークやワークショップもあり、話を聞くだけでなく、実際に自分で体験して学ぶことができるのでとても楽しいです。

この記事では、2021年6月に行ったフィールドワークの様子についてご紹介します。

 

これは無鄰菴の写真です。

無鄰菴は1896年に政治家である山縣有朋によって造営された庭園で、名勝にも指定されています。

 

蒸し暑く、とても暑い日に訪れたのですが、小滝から流れる水の音や木陰が涼やかで心地よく、一歩足を踏み入れた瞬間からまるで遠くの避暑地にいるようでした。

講師の加藤先生が「植物は年々成長し姿を変えていくものであり、『完成』はない」とおっしゃっていたのがとても心に残っています。

入場する際に受け取るチケットにもこだわりがあるようで、山縣有朋の庭園についての言葉が記されたチケットが5種類も準備されているようです。

どれが当たるかという楽しみがありますね。

ちなみに雨の日に訪れると雨の日限定のチケットをもらえるそうですよ。

 

 

無鄰菴の見学をしたあとは、蹴上インクラインを歩いて南禅寺に向かって水路閣を見たり、琵琶湖疎水記念館に行ったりしました。

 

琵琶湖疎水は、明治時代に田辺朔朗を中心に、百年後の人々がより良い生活ができるようにとつくられたものです。

当時の人々の活躍のおかげで私たちはいま水に恵まれ不便さを感じない生活ができているということを知りました。

百年後の人々のために自分は何ができるだろうと考える良いきっかけにもなりました。

 

 

このようにこの授業では京都の伝統工芸や空間について学ぶことができます。

名勝や歴史的建造物がたくさんある京都に位置する大学ならではの授業ですよね。

私は地方出身で京都の伝統についての知識がほとんどないので、授業を受けるたびに新しい知識を得られてとても楽しいです。

この授業は人間生活学科の応用・各論科目となっていますが、他学科の学生もたくさん履修しているので、人間生活学科のみなさんはもちろん、その他の学科のみなさんもぜひ履修してみてくださいね。

この記事を書いたVIVI girls

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