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日本語日本文学科の学びについて

 

みなさん、こんにちは。日本語日本文学科3年次生のうめこです。

朝、寒さで布団から出るのがつらい時期ですね。体調にはくれぐれもお気をつけください。

さて、今回は「日本語日本文学科での学び」について、資格を中心に書きたいと思います。

 

入学前から「これを研究したい」「この職業に就きたいから在学中に資格を取得しよう」

こんな風に、将来を見据えて大学を選んでいる方もいる一方で

「この分野に興味があるからこの学部、この学科かな」

「何がやりたいのか、はっきり決まっているわけではないけれど、ちょっと面白そうだし幅を広げるために色々なことが学べそうなところにしようかな」という方、

それぞれいらっしゃるのではないかと思います。

 

大学を決める際に、重要な判断材料ともなる「取得できる資格」。

大学案内を取り寄せ、自分のやりたいことができるのか吟味をし、

オープンキャンパスに足を運び、実際に在学生と話してみる。この一連の流れは「受験生あるある」なのではないでしょうか。

大学案内などの紙面や、大学のWEBサイトを見るだけで判断するのではなく、実際にキャンパスまで足を運んでみてリアルを肌で感じる、というのはとても大切なことですよね。

 

色々と調べていくと、その学科ならではの特色や力を入れている授業など様々なことが見えてきます。

少しでも参考になれば、と私が同女を選んだ話を少し書かせていただきますね。

 

私が同女を選んだのはいくつかの理由があったからです。

そもそも私は幼い頃から「教員になりたい」という夢をずっと抱き続けていたので、

「教員免許が取得できる」を基準に大学を探していました。

教員免許が取得できる、と一口に言ってもどの教科の教員免許なのか、また校種はどうするか、という話になってきますよね。

まず教科についてですが、私の場合、できるかできないかは別として「国語が好き」というのが根底にありました。どうしてなのかを考えてみた結果、今までを振り返ってみたときに「自分がこれまでお世話になった国語の先生が自分に合っていたからなのではないか」という結論に達しました。国語は日頃使用している日本語を題材に扱うので勉強するきっかけとして他教科に比べて取りかかりやすかったというのもあるかもしれません。そのうえで勉強する動機づけを与えてくれたのが教科担当の先生だったんです。

もともと苦手意識は持っていなかったので授業時間が苦ではなかったし、その先生方のお陰でやればやるほど楽しく感じていました。(「沼」ってやつでしょうか笑)

「国語」は私たちにとって、何をするにも基礎になる科目であるとも感じていました。そのため教えるなら国語かな、ということで教科は「国語」に決定しました。

 

次は校種ですね。ずっと夢を抱き続けていた、とはいえ「教員」ということしか考えていなかったので校種は悩みました。

小学校低学年のような小さい子と関わるのも好きだし、授業で扱う「論理的な文章(評論文)」や「古典」を読むことも好きだし「どうしよう」と思っていました。

そんなとき、高校の授業で古典作品を読んでいると、  なんとなく「これを読むことが楽しいな」と感じたんです。だから大学でも古典を学ぼう、と決心しました。

 

日本文学が学べる大学はたくさんありますが、立地で言えばこれ以上ない良い場所に同女は位置していると思います。

今出川キャンパスの目の前は京都御所ですし、少し歩けば紫式部が『源氏物語』を執筆したとされる廬山寺があります。

このほかにもたくさんの歴史的建造物がたくさんあるのが京都という街です。「古典を学ぶにはぴったりの場所だよ」と後押しされ、同女への進学を決めました。

 

私は教員免許を軸に考えましたが、私の所属する日本語日本文学科では他にも以下のような五つの資格の取得が可能です。

【教職課程(中学校・高等学校教諭免許課程)】←教員免許のこと(国語)

【図書館司書課程】

【博物館学芸員課程】

【学校図書館司書教諭課程】※これは【教職課程】とセット履修

【日本語教師養成課程(主専攻)(副専攻)】

その他に別途費用が必要にはなりますが、佛教大学との連携により小学校教諭(一種)の免許状も在学中に取得することができるようになりました。

(ただし、これには条件や選考がありますのでご注意下さい。)

 

時間割の都合上、上に挙げた資格五つ全てを取得することは極めて困難ですが、興味のある資格にチャレンジしている友人は多く、共に資格取得に向けて切磋琢磨しています。

もちろん、上に挙げた資格以外にも、秘書検定や英検、TOEICなどの資格取得に向けて勉強に力を注いでいる人もいます。

取り組み方は自分次第ですので、無理のない範囲で取り組むことが大切です。

ここで私が受けた授業の中で印象に残っている授業をいくつか紹介しますね。

 

1つ目は「源氏物語と京都」という授業です。日本語日本文学科の科目で、毎年受講生が多く、人気のある授業だそうです。

この授業では15回ある授業時間の中で、3回ほどフィールドワークに出かけます。

同女の目の前にある京都御所、同女から歩いて行ける廬山寺、下鴨神社少し遠くはなりますが平安神宮などにも出かけます。

授業で源氏物語を学び、その中に出てくる祭りやその当時の人々の暮らしについて学んだ翌週にフィールドワークに出かけます。

授業で学んだ知識が新鮮なうちに見ることができるのも魅力です。科目名からも分かるように京都ならではの科目ではないでしょうか。

 

 

2つ目は「朗読」です。こちらも例年希望者が多く、抽選になるほど人気の授業です。

ラジオ局で働いていた元アナウンサーの先生が発声の仕方や人に伝わる話し方など教えて下さいます。

絵本を読み合ったり、自分の好きな本や歌詞を受講生の前で朗読して発表し合ったりします。

私はこの授業を機に「絵本」っていいな、と思うようになり、今までは本屋さんに行っても新書や小説しか見ていなかったのですが、気になる絵本があれば購入するようになってしまいました。

 

3つ目は「日本語の文法」です。

日本語について、母語話者であるために、言い回しや表現について深く考えることをしてこなかった私ですが、授業の中で出された問いについて考えたとき、「言われてみれば確かに、なんでだろう」と思うこと、「同じ意味合いで使っていたけどどんな違いがあるのだろう」と考えるきっかけになりました。

特に助詞の使い分けは「説明してみなさい」と言われると難しいですよね。普段使っている日本語を意識してみると面白いですよ。

 

いかがでしたか?

長くなりましたが、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

この記事を書いたVIVI girls

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表象文化学部日本語日本文学科 4年次生
うめこ
群馬県出身のうめこです!食べること、寝ること、人と話すことが好きです!京都に来てから御朱印集めにはまっています。同女の魅力をリアルに発信していきます!
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