読書で視野を広げよう
みなさん、こんにちは。日本語日本文学科2年次生のホノです!
寒い日がまだまだ続き、春の訪れが待ち遠しいですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は私のおすすめの本を紹介したいと思います。
私は子どものころから本が好きで今では通学の電車の中や空きコマで本を読んでいます。
『言の葉は、残りて』
一つ目に紹介するのは、佐藤雫さんの『言の葉は、残りて』です。
舞台は海沿いの地にある鎌倉幕府。その鎌倉幕府、第三代将軍・源実朝と妻・信子の物語です。
実朝は、信子が教えてくれた和歌の魅力を知り、武士であるが武力ではなく言葉で世を治めたいと思うようになります。
しかし世は醜い権力争いが起きていてふたりを悲しみの渦に巻き込んでいきます。
源実朝は武士ながらも『金槐和歌集』という和歌集を作るほどの文才に溢れた人物です。
この本を読んでいたら”言葉”の大切さがよく分かります。”言葉”は人を勇気づける一方で傷付けてしまうこともあります。だからこそ、私たちにとって身近にある”言葉”の大切さを考えなければいけないと思いました。
読んでいて、実朝と信子の恋愛にほのぼのする一方で2人の周りで起こる権力争いに悲しくなります。
・歴史が好きな人
・和歌に興味がある人
にぜひ読んでいただきたいです。

『柊木さんちの絆ごはん』
二つ目に紹介するのは、かんのあかねさんの『柊木さんちの絆ごはん』です。
主人公・柊木かすみが亡き祖母の遺したレシピを見つけるところから物語が始まります。
料理初心者であるかすみが祖母のレシピをもとにごはんを作るうちに周囲には次第にたくさんの人と笑顔が集まるようになります。
この作品にはちらし寿司やロール白菜、パイナップルきんとん等たくさんのごはんが登場します。
・温かい話を読みたい人
・料理が好きな人
にぜひ読んでいただきたいです。

『新選組のレシピ』
三つ目に紹介するのは市宮早記さんの『新選組のレシピ』です。
京都の料理人である花はあるきっかけで幕末の京都にタイムスリップしてしまいます。
そこで新選組に捕らえられ取り調べを受けるが料理の腕が認められ新選組のお抱え料理人として働くことになります。
この作品には近藤勇や土方歳三、沖田総司などの新選組の人物が登場します。
また幕末に起きた出来事などが忠実に書かれているので読んでいて勉強になります。
・歴史が好きな人、特に幕末に興味がある人
にぜひ読んでいただきたいです。

どうでしたか?読んでみたいと思っていただける本はあったでしょうか。
これを機に今まで読んだことのないジャンルの本にもぜひ挑戦してみてください。そうすることできっと自分自身の視野が広がると思います。
大学生になると空きコマなど自由な時間が増えます。そのような時間を活用してぜひたくさんの世界に触れてみてください。