プレスリリース「同志社女子大学「SEITOフォトコン’24」入賞作品決定」を配信
同志社女子大学(所在地:京都府京田辺市・京都市 学長:小﨑眞)では、高校生(女子に限る)を対象とする写真コンテスト「SEITOフォトコン」を開催しています。
第17回開催となる本年は、337点の応募があり、その中から最優秀賞2点、優秀賞7点、特別審査員賞2点、入選27点を選出いたしました。入賞作品は、2024年11月7日(木)に本学Webサイトにて発表しております。
SEITOフォトコン
2008年度より毎年実施している、全国の高校生(女子に限る)を対象とする写真コンテスト。本コンテストをとおして、日々の生活の中での感動、想い、生活感覚などを若い感性で作品にすることで、物事を見つめるセンスを磨き、コミュニケーション力や表現力を高める機会となることを目的としており、毎年多数の応募作品が寄せられる。
SEITOフォトコン24’概要
応募期間 | 2024年5月13日(月)~ 9月11日(水) | |
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応募資格 | 高校生(女子に限る) | |
テーマ | テーマはありません。 | |
応募総数 | 337点 | |
表彰 | 最優秀賞 2点、優秀賞 7点、特別審査員賞 2点、入選 27点 | |
審査委員 | 森公一(審査委員長)、有賀妙子、中村信博、鈴木琴栄、A.C.Elliott、金子雄太、中村愛、根木滋、片山由加里 【特別審査委員】八田英二(学校法人同志社理事長)、小﨑眞(本学学長) 【アドバイザー】綾智佳(The Third Gallery Aya オーナーディレクター) |
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問い合わせ | 同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学科事務室 【TEL】0774-65-8635 【E-mail】media-t*dwc.doshisha.ac.jp(*を@に変えてご利用ください) |
入賞作品
最優秀賞「好きがいっぱい」
最優秀賞「ドラマチックプラットフォーム」
SEITOフォトコン’24 総評
審査委員長 森 公一による総評
2024年度、SEITOフォトコンの応募総数は337点でした。残念ながら昨年と⽐べて⼤きく減少しました。しかし応募してくれたみなさんの、それぞれの思いがこもった表現に触れ、審査委員⼀同いつもと変わらず⼤いに魅了されました。写真表現は、カメラを向けた現実の被写体との対話によって導かれるのだと考えます。時間をかけて考え抜いて撮影対象を選ぶ、あるいは偶然居合わせた場所で瞬時に判断して撮影対象を選ぶ。また撮影後において、作品として相応しい⼀枚を選ぶ、選んだショットをプリントしイメージを定着させるなど。こうしたプロセスの中に「なぜこれを選んだのか?」「本当にこれで良いのだろうか?」「結局伝えたいのは何なのか?」など、⾃⾝の表現についての問いを育む契機がたくさん含まれています。写真表現を通じて対象と向き合うことは、すなわち⾃分⾃⾝と向き合うことであり、広い意味で修⾏のようなプロセスなのだと考えます。だから私たちは、⼥⼦⾼⽣のみなさんが、被写体への対峙を通じて⾃⾝と向き合った「修⾏」の軌跡に魅了されているのだと思います。なお今回の審査委員会において、最優秀賞の選考にあたり投票を⾏った結果、上位⼆作品が同数の得票数となりました。そこでこれら⼆作品の決選投票を⾏いましたが、再び同数となったことから、両作品を最優秀賞といたしました。2008年の開催以来17年を数えるSEITOフォトコンにおいて、初めての出来事でした。
アドバイザー 綾 智佳(The Third Gallery Aya)による総評
人生にとって欠かすことができないツールとなった携帯電話。四六時中使うスマートフォンの中にあるカメラ機能を無意識に使っているのが現代人だといえます。特にデジタルネイティブといわれ、物心ついた時から携帯を使っている世代にとって、写真を撮り、送信することは当たり前過ぎることでしょう。ただ、このフォトコンに出品する際の必要条件となる、プリントアウトということだけは普段ほとんどやることがない作業かもしれません。応募数が減ったことは残念ですが、撮ることが自然なことになり過ぎた現在の状況が原因かもしれないかと感じています。
生き生きと高校生活を撮影した作品が今年も集まりました。友人達、家族といった身近な人達を捉えたものや日常生活の中でのちょっとした驚きや発見を記録した作品達は毎年たくさん寄せられますが、それこそが高校生であることの証でしょう。その中で、地震の被災地に行った写真が異色で目をひきましたが、地震や大雨といった自然災害が例年になく増えてきている現在の日本の様子を反映したものだと思えます。
他国では戦争や紛争が勃発し、複雑さを増す時代ですが、そのような複雑さを知るからこそ、自分の身の周りをしっかり捉えることができることの意味が後でわかることになるのかもしれません。
【綾智佳 略歴】
大阪生まれ。1996年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。石内都、Jo Spence、牛腸茂雄、山沢栄子、岡上淑子、 阿部淳、赤崎みま、浅田暢夫、渡邉耕一、垣本泰美、三田村陽、稲垣智子、川北ゆう、岩谷雪子などの展覧会を開催。世界最大の写真のアートフェアParis Photoやアジア最大の現代美術のアートフェアArt Basel Hong Kongにも参加し日本だけでなく作品を紹介している。
http://www.thethirdgalleryaya.com/
メディア関連の方へ
取材をご希望の方は、お手数ですが下記問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。
入賞作品の写真データを希望される場合も以下へお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先
- 同志社女子大学広報部広報室広報課
- 広報課長 前野健
- 【電話】0774-65-8631
- 【FAX】0774-65-8632
- 【e-mail】koho-t*dwc.doshisha.ac.jp(*を@に変えてご利用ください)