卒業生と在学生が紡ぐ物語――映画『いつかの走馬灯で』制作進行中

同志社女子大学の卒業生が中心となり、短編オムニバス映画『いつかの走馬灯で』の制作が、京都の街を舞台に進められています。本作は、『窓』『いつかの走馬灯で』『エンディングはひとつだけ』の3本のショートストーリーで構成され、どの物語も「ありのままの自分」と向き合った主人公が、それぞれの場所で小さくも大きな一歩を踏み出す姿を描いています。
監督・脚本を務めるのは、情報メディア学科(現・メディア創造学科)卒業生の堀陽子さん。わだゆりかさんの『24歳、彼氏にフラれた日の日記』をもとに、堀さんはその繊細な感情の揺れを映像として丁寧に描き出しました。堀さんのほかにも、録音を担当する西郷希穂さん(メディア創造学科卒)、制作主任を務める柏原志保里さん(情報メディア学科卒)も本学の卒業生であり、本学講師の武村敏弘先生とともに撮影に参加し、それぞれの専門性を活かし作品づくりに貢献しています。
また、本作には在学生も重要な役割で関わっています。俳優として出演する島田愛梨珠さん(メディア創造学科2年次生)は、物語の中心人物として繊細な演技を披露。さらに、在学生の有志でつくられた広報チームが、SNSを活用して作品の魅力を伝えています。
制作・公開応援プロジェクトとして立ち上げられたクラウドファンディングでは、早々に目標金額を達成し、支援者からの温かい応援の声も寄せられるなど、今後の作品公開に向けて注目度が高まっています。卒業生と在学生、それぞれの挑戦にぜひご注目ください。
