松崎正治特任教授が著書を出版

2024/04/25

2024年3月25日に、現代社会学部現代こども学科 松崎正治特任教授の著書『西尾実国語教育論の生成と展開』が発刊されました。

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【松崎正治特任教授メッセージ】

『西尾実国語教育論の生成と展開』という本を出版しました。

明治33(1900)年に、国語科という教科が出来て、全国の学校で教えられるようになりました。しかし、最初は試行錯誤の連続でした。20年余り経って、ようやく教える中身と教材や指導方法が安定してきました。これらを軌道に乗せたのが、西尾実(にしお・みのる 1889-1979年)という人でした。1920年代から1960年代まで活躍し、現在の国語教育の原型を作りました。
この本では、戦争をはさむ激動の時代に、西尾実がどのように国語教育の内容や教材、方法を創り上げていったのかを明らかにしました。こういう歴史的な思考は、現在、そして未来の国語教育を考えるために必要な基礎作業だと考え、この本を書きました。