2025年度インターンシップⅡ(国内こども事情)実地実習に参加

2025/06/16

【日時】2025年6月1日(日)9:30~15:30
【実習先】大阪聖和保育園
【担当教員】竹井史特任教授、真宮美奈子教授、岩坂泰子教授

 

現代こども学科3年次生3名が、「国内こども事情」の最初の実習先である大阪聖和保育園での実習を終えました。この日は、保育園が月初日曜日の午前中に行っている「サラダボールプロジェクト」のイベントに参加させていただきました。このイベントは、地域市民の親子が自由に参加し、あそびと食を通して多文化を背景に持つ人同士の「出会い」の場として企画運営されています。

当日の参加者は、韓国、ベトナム、エチオピア、カナダなどの出身の5家族でした。10時にスタートし、最初は自由あそびの後、日本語(園長先生)と英語(お父さんがカナダ出身のお連れ合い)のバイリンガルでの絵本「ぞうくんのさんぽ」の読み聞かせをみんなで聞き、メキシコの食べ物であるブリトーがふるまわれました。締めくくりは、新聞を切って長くつなげた紙を足で手繰り寄せる遊びをみんなで競争して楽しみました。

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学生たちは、新聞紙の遊びの準備を手伝ったり、子どもたちとの交流を楽しみました。引率者で授業担当教員の一人である竹井先生は、美術教育学・幼児の造形・あそびを専門としています。保育室では、本学教員による色紙やストローなどを使った数々の遊びが披露され、こどもはもちろん、保護者も虜になり、あそびのレパートリーを広げることができました。

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昼食時間は近くのコリアンタウンを散策し、韓国の食べ物に親しみました。

食事の後は、保育園の近くで外国籍市民らの生活相談などを行うNPO法人IKUNO・多文化ふらっとで、園長先生をも交えて活動の振り返りを行いました。園長先生からは、この保育園に通う外国籍の子どもの背景や課題、今後の希望などについても具体的な事例を聞くことができました。学生たちにとって、また、保育園にとっても新たな視点から保育のあり方を考える貴重な「出会い」の機会となりました。

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