吉野山方面への文学散策を実施

2024/12/24

2024年11月29日(金)、日本語日本文学科主催で毎年恒例の文学散策を実施しました。学生36名、教職員7名が参加しました。

今年の文学散策は、初の吉野山方面です。今出川キャンパスからバスで2時間余り、楠正行が扉に辞世の句を残したという太平記の故事ゆかりの如意輪寺と、役行者が創設し、義経が身を隠し、後醍醐天皇が京を偲び、太閤秀吉が花見を行ったという歴史重なる吉水神社では、いずれも見事な紅葉を見ることができました。昼食をはさんで、門前町を散策しながら、かつて山上ヶ岳に納経する藤原道長も通ったであろう、世界遺産金峯山寺を参拝、国宝の蔵王堂を拝観して、憤怒の表情の巨大な蔵王権現の姿を間近に拝しました。

宮滝の歴史資料館では、学芸員の方からお話を伺って、吉野という土地の歴史や民俗にも触れることができました。名誉教授の吉海先生もご参加下さり、道中、詳しい資料を使って吉野山が桜の山となった経緯などなど楽しいお話をたくさん聞かせて下さいました。

吉野という地に積み重なる歴史と文学、そして晩秋の自然の美しさに触れた1日となりました。

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