2024年1月19日に、吉海直人特任教授による講演「『源氏物語』桐壺巻を読む―初出語に注目して－」を開催しました。古典の原文を丁寧に読むことから、「桐壺」という言葉一つからでさえ、それまで見えていなかった物語の新しい側面が見えてくることなど、たくさんの事例が示され、『源氏物語』の、また研究の奥深さを改めて感じる1時間となりました。

2023年10月13日に川村裕子先生をお招きして、「平安貴族の華麗なる手紙たち－紫式部の時代をさぐる－」と題してご講演いただいたのを皮切りに、「紫式部とその時代」をテーマに全4回シリーズで行ってきた表象文化学部の連続公開講座でしたが、毎回多数のご参加をいただき、好評のうちに終了することができました。

「4回とも参加しました」「楽しかった」「またやってください」といった嬉しいお声がけもいただきました。入れ替わるように、NHK大河ドラマ「光る君へ」が放送され、書店にもたくさんの関連書が並んでいます。古典の世界の魅力が一層広がりますよう、今後も皆さまにお楽しみいただける企画を考えていきたいと思います。