日本薬学会第145年会にて学生優秀発表賞を受賞
2025年3月27日(木)~29日(土)に、福岡国際会議場にて日本薬学会第145年会が開催されました。
本学からは、医療薬学科の学生3名が学生優秀発表賞を受賞しました。
森田 莉世(6年次生 医薬品分析学研究室)
【受賞タイトル】
「薬物誘導性腎障害ラットを用いた組織リピドーム解析による脂質変動の網羅的探索」
種々の医薬品によって引き起こされる副作用の1つである薬物誘導性腎障害の発症に、特定の脂質分子種の変動が関与していることを明らかにしました。なお、本研究において岸田 有菜氏(6年次生 医薬品分析学研究室)も質量分析計を用いた脂質分子種の定量系の構築を行い、研究に取り組みました。
中谷 汀歩(6年次生 医療製剤学研究室)
【受賞タイトル】
「薬学生のやさしい日本語に関する認知度と教育効果の評価」
薬学生が“やさしい日本語”を学ぶことで、その必要性を実感する学生が増え、実践への自信や知識の向上が見られました。“やさしい日本語”の習得は、多様な背景を持つ患者の不安を和らげるための薬剤師の対応力向上につながると考えられます。
御室 誌織(6年次生 医療製剤学研究室)
【受賞タイトル】
「葉酸を摂取できると謳った健康食品の製剤学的品質調査」
今回の結果から、葉酸を摂取できると謳ったサプリメントを摂取しても、消化管内の環境では葉酸成分が十分に溶出していない製品の存在が示唆されました。葉酸のように、摂取により疾病リスクの低減効果が期待される成分では特に、品質が保証されたサプリメントの提供が望まれます。