10月26日（木）に「応用演習Ⅱ」のゲストスピーカーとして京都服飾文化研究財団(KCI)のキュレーター 筒井直子氏をお迎えし、近現代の西洋服飾造形についてお話をうかがいました。

18世紀以降に流行した婦人服のシルエットの変遷をKCI所蔵のコレクション画像を見せていただきながら辿り、そのシルエットを作り出すアンダーウエアについて興味深いエピソードを交えてご講義いただきました。コルセットの素材として使われていた鯨骨(クジラのひげ)を実際に手に取り、固さやしなやかさを確かめるなど貴重な体験をさせていただきました。

現在、学生は19世紀の女性ファッションに関するグループワークに取り組んでいますが、筒井氏にはワークに関連する質問にも対応いただき、インターネットや文献での調査を補う多くのヒントを得ることができたようです。次週のゼミでは、この講義での学びを活かしたグループワークの成果発表をおこなう予定です。