ゲストスピーカーによる講義を実施(インテリアデザイン論)

2026/02/03

12月23日(火)、「インテリアデザイン論」のゲストスピーカーとして宮崎木材工業株式会社・代表取締役の宮﨑真里子氏をお迎えし、京指物の歴史と伝統技術についてお話しいただきました。

指物とは、釘や金物を一切使わずにホゾや組手などの伝統技法で組み立てられた調度や家具を指します。京指物は平安時代の貴族文化の中で生まれ、室町時代の茶の湯文化の確立とともに発展しました。桐や檜を用い、漆や蒔絵、螺鈿を施した、優美で洗練された意匠をもつ点が特長です。

本授業では、幕末に創業し、皇室や迎賓館、国際会館、聴竹居等の文化財施設に家具を納めてきた宮﨑木材工業株式会社が製作した歴代の京指物をご紹介いただき、美術工芸品としての京指物の魅力を知る貴重な時間となりました。

 

寄せられた感想例

  • 桐箪笥は水や火に強く、虫もつきにくく、木目が白木で美しいことから嫁入り道具として重宝されてきた。女の子が生まれたら桐の木を植え、嫁入り道具として箪笥をあつらえた慣習や、更生することで長く使え、洪水や火事からも大切な着物を守ってきたと聞き、大変魅力的だった。
  • 「見えないところにこそ仕口がある」というフレーズが印象に残った。普段、家具や建物を見るときは外見の美しさに目が向きがちだが、実際には隠れた部分にこそ職人の技術と工夫が詰まっていることを知り、ものの見方が変わった。
  • 「先義後利」「三方良し」「伝統と革新」など、長きに渡って企業精神を重んじている点が印象的だった。NASAの宇宙開発に日本の木材技術が活用されていることを知り、伝統に誇りを持ちながらも、現代に合わせたものづくりをされていて、今日も存在できる理由だと感じた。
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