ゲストスピーカーによる講義を実施(すまいの計画学)

7月22日(火)の「すまいの計画学」(2年次・春学期科目)に、ゲストスピーカーとして大阪公立大学大学院生活科学研究科の土井 脩史先生をお招きし、すまいのアダプタビリティ(順応性)とリノベーションについてご講義いただきました。
土井先生がこれまで関わったプロジェクトから、家族のかたちに合わせて住戸の間取りを変更できる「スケルトン・インフィル方式」や「立体街路」を持つ集合住宅の有効性、京都の気候をふまえた京町家の断熱・再生手法、現在進行中の市街地型団地の建て替え・再生プロジェクトなど、大学近辺の身近な実例を取り上げて解説いただきました。住み手が自ら住空間を自分好みに創り変えていく楽しさ・面白さを感じるとともに、既存の住宅ストックをいかにして活用・再生できるかについて多くのヒントを得ることができました。
また、土井先生が学生時代から取り組んだ設計・研究活動の全体像を知り、大学院進学によって得たものを学ぶなかで、学生時代の多様な経験・体験が未来の道を拓き、充実した職業生活につながっていることが伺え、今後の進路や学生生活を見つめる貴重な機会となりました。
