フィンランドの教育文化について学修(世界のくらしと文化)

12月2日(月)5講時開講科目「世界のくらしと文化」のゲストスピーカーとして、神戸大学大学院人間発達環境学研究科のエルッキ・T・ラッシラ氏をお迎えし、フィンランドの教育文化について話を伺いました。
フィンランドの教育は公平性と平等を重視しており、無償でいつでも学び直しができる自由度の高い学びのシステムがあること、教育大国として知られているが実際には誤解や課題も存在していること、フィンランドで個人の幸福を大切にする背景には、資源の少ない小さな国だからこそ人が重要視され、社会や国家の福祉に還元するというサイクルがあることなど、インターネットから得られない貴重な話を伺うことができました。
授業は、学生が持つフィンランドのイメージについての投票結果をリアルタイムで見たり学生の発言をもとに対話を重ねる参加型講義が行われ、他者の意見に耳を傾けて学びあう姿が印象的でした。学生からは「自分の意見の根拠を他者に説明することでより理解を深めることができ、他の学生の意見を聞くことで新たな発見に繋がった」との感想が寄せられました。